台風6号が沖縄本島地方に再び接近しています。5日(土)11時現在、沖縄本島地方や奄美地方が暴風域に入っており、那覇市安次嶺(あしみね)では昼前に最大瞬間風速36.5m/sを観測しました。また、台風本体の発達した雨雲がかかり、断続的に激しい雨が降っています。72時間降水量が久米島町で570ミリを超えるなど既に記録的な大雨となっているところがありますが、沖縄本島地方や奄美地方では今後さらに雨量が増える見込みです。
台風の動きが遅いため、沖縄や奄美地方は週明けにかけて荒れた天気が続く見込みです。引き続き、暴風や高波、高潮、大雨による土砂災害や浸水害に厳重に警戒し、安全な場所でお過ごしください。また、西日本の太平洋沿岸部にもうねりが届き、台風周辺の湿った空気の影響で九州南部を中心に断続的に雨脚が強まっている地域があります。

あす6日(日)以降は湿った空気の流入が強まる見込みで、九州から東海地方の南東~南斜面を中心に雨雲が長時間かかり続けて大雨災害の危険度が高まるおそれがあります。さらに台風6号は来週前半に進路を北寄りに変えて西日本に接近または上陸する可能性があります。西日本も風が強まり、海上は大しけとなるおそれがあります。気象情報をこまめに確認して早めの備えをお願いします。最新の台風情報をご確認ください。

↑台風の備えを
また、北海道は活発な前線の影響で北部を中心に断続的に激しい雨が降っています。週明けにかけて断続的に発達した雨雲が流れ込みやすく、日本海側やオホーツク海側の北部を中心に大雨となるおそれがあります。土砂災害や浸水、川の増水や氾濫に警戒してください。
(気象予報士:みやっち)