台風6号は沖縄・奄美に接近へ 本州付近は晴れて猛暑に

◆今週のポイント
・台風6号は週明けに沖縄・奄美を直撃
・本州付近は晴れて猛烈な暑さが続く

台風6号の現在位置と予想進路(30日午前9時現在)

大型の台風6号は、30日(日)午前9時現在、フィリピンの東の海上を発達しながら北上しています。台風は今後北西に進み、31日(月)~8月1日(火)にかけて沖縄や奄美にかなり接近する見込みです。

沖縄や奄美では、台風の接近に伴い、31日(月)には風速25m/s以上の暴風域に入る見込みです。猛烈な風が吹き、猛烈にしける所があるでしょう。その後も、8月1日(火)にかけて暴風が吹き荒れ、猛烈なしけとなる所がある見通しです。

また、台風本体や周辺の発達した雨雲が掛かることで、沖縄や奄美では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。

8月1日(火)午前6時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、奄美で100~200mm、沖縄で100~150mmとなっています。その後もさらに雨量が増える恐れがあるため、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

台風の接近が予想される地域にお住まいの方は、30日(日)中に備えを済ませるようにしてください。また、31日(月)~8月1日(火)は不要不急の外出を控え、屋内では窓から離れるようにするなど、安全な場所でお過ごしください。

本州付近は高気圧に覆われるため、晴れて猛烈な暑さが続くでしょう。東北から九州では連日35℃を超え、名古屋では40℃予想も出ています。

東京都心では24日(月)以降、最高気温が35℃以上の猛暑日が続いており、7月の猛暑日日数は既に過去最多となっています。この先8月一週目も猛暑日が続く見通しで、過去の最長記録(2022年6月25日~7月3日の9日間)を超えるような、経験のない長期間の酷暑となるでしょう。

熱中症の危険性が極めて高くなることが予測された場合は、気象庁と環境省から「熱中症警戒アラート」が発表されます。30日(日)は東北から沖縄の39都府県に発表されており、対象地域では熱中症に一段と警戒が必要です。

熱中症警戒アラートが発表された場合は、外出は出来るだけ控え、暑さを避ける行動をとるようにしましょう。喉が渇く前にこまめな水分・塩分補給を心がけ、屋外での運動は原則中止するようにしてください。また、高齢者や小さな子供などは熱中症になりやすいです。周囲の人と声を掛け合い、熱中症予防を心がけましょう。

(気象予報士:まりー)

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