梅雨前線が本州付近で北上・南下をくり返し、西日本や東日本に大雨と猛暑を交互にもたらしています。7月に入って南海上の太平洋高気圧はさらに勢力を強めており、本州の梅雨明けが近づいてきています。今シーズンは夏休みの始まりを待つことなく、来週後半(7/14・15日頃)には夏本番のスタートとなりそうです。
7月中旬は太平洋高気圧の勢力が強まり、西・東日本では例年以上に暑い日が続く見通しです。北日本では曇りや雨の日もありますが上空の暖かい空気の影響で気温は高めで推移するでしょう。その後8月の初めにかけては、全国的にほぼ平年並みの暑さに落ち着く見込みです。
梅雨前線や日本海から接近する低気圧の影響などにより、東日本の日本海側や北日本ではやや多くなる見通しです。一方、沖縄・奄美では太平洋高気圧に覆われて安定した夏空が続く見込みで、降水量はやや少なめを予想しています。なお、今年の台風発生数は現在までわずか3個と平年を下回っています。この先1ヶ月に発生が相次いだ場合、沖縄・奄美の降水量の傾向は大きく変わる可能性があります。
(気象予報士:ファーマー)