桜の季節が終盤にさしかかり、代わってハナミズキの白やピンクが街並みを可憐に彩っています。高温傾向の続く今年の春ですが、先週は一時的に大陸からの冷気が南下し北国の山々に春の雪をもたらしました。来週後半までは平年より気温の高い状況が残る見込みですが、その後はGWにかけて寒暖の波が周期的に現れるようになり、次第に平年並みの気温に収束する見通しです。
太平洋上の高気圧から暖かい空気が入るため、期間の初め(19日~21日頃)は西日本や東日本で高温傾向が顕著となる見通しです。内陸部を中心に夏日(最高気温が25℃以上)となる地点があるでしょう。また、沖縄・奄美では期間半ばまで平年より高めの日が多い見込みです。期間半ば以降は周期的に大陸の冷たい空気の影響を受けるようになり、全般的に気温は平年並みに近づくでしょう。
周期的に低気圧や前線が通過することに加え、期間の初めは南海上から湿った空気が流れ込みやすくなるため、西日本や東日本では降水量が平年よりやや多くなる見込みです。その他の地域では概ね平年並みとなるでしょう。
(気象予報士:きっしー)