3月6日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)。冬眠をしていた虫が春の訪れを感じ、目覚める頃とされています。1日夜には関東地方で春一番が吹き、2日には東京都心で今年初めて気温が20℃に達するなど、3月に入ってから春らしさが感じられています。来週以降も本州付近は暖かい日が多く、麗らかな春の陽気が続きそうです。
向こう1ヶ月(3/4~4/3)は冬型の気圧配置が弱く、日本付近は暖かい空気に覆われるため高温傾向となる所が多いでしょう。特に来週は西~北日本の広い範囲で気温がかなり高くなる予想となっており、積雪地帯では雪解けが急速に進む見込みです。また、桜の開花が早まる可能性が高く、3月中旬には開花の便りが届くかもしれません。
向こう1ヶ月は低気圧や前線の影響を受けにくい沖縄・奄美地方と西日本で少雨傾向となるでしょう。その他の地域の降水量はほぼ平年並みで、数日周期で天気が変わる所が多くなる見込みです。
(気象予報士:きっしー)