雪崩や落雪に注意、年末らしい寒さに

◆今週の天気のポイント
・26日(月)午前中まで山陰以北の日本海側は雪や雨が続き、強まる所も。
・積雪の量が多いため、雪崩や落雪に注意。
・冬の天気分布が続く。日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れ。

クリスマスに強い寒気が南下し冬型の気圧配置が強まったため、山陰から東北南部の日本海側を中心に平年の2倍~3倍以上の積雪となっている所が多くなっています。積雪の多い所では、雪崩や屋根からの落雪に十分ご注意ください。

↓積雪の深さ(平年比)↓

出典:気象庁

強い冬型は26日(月)の後半にかけて次第に緩んできますが、その後も西高東低の気圧配置は続き、寒気が度々南下するため日本海側では曇りや雪または雨の日が多くなりそうです。強い寒気が南下するタイミングでは雪や雨の降り方が強まる所もあるでしょう。積雪の量が増えていきそうなので、雪が弱まった時にこまめに雪下ろしをしておくとよさそうです。

↓26日(月)~31日(土)の予想気圧配置↓

日本海側は雪や雨、太平洋側は晴れ

大雪により雪下ろし中の事故が増えています。雪下ろしをするときには、必ず2人以上で声掛けをしながら、ヘルメットを着用し命綱をつけて行いましょう。晴天時に行う時には、雪が解けやすく滑りやすいので注意してください。

雪下ろしは慎重に

太平洋側は冬晴れの日が続くでしょう。27日(火)は比較的風も弱く穏やかで、年末の大掃除をするのに良い天気となりそうです。空気の乾燥する地方が多いので、火の元に十分注意してください。元旦も晴れる所が多くなりそうなので初日の出も拝むことができそうです。

太平洋側は初日の出のチャンス

沖縄は、曇りや雨の日が多く、生憎の天気となるでしょう。

年の瀬らしい寒さ続く

気温は、この時期らしく低めの日が続く見込みです。風は比較的弱く穏やかな日が多いものの、年の瀬らしい寒さとなるでしょう。年末は年越しの準備で何かと忙しい時期ですが、寒さに負けずに体調を整えて穏やかな年末年始をお迎えください。

(気象予報士:ふぅ)

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