週初めの晴れ間の有効活用を、後半は曇りや雨の所が多い

◆今週の天気のポイント
・週の初めは晴れ間がでて、西日本では猛暑日の所も。引き続き熱中症対策を。
・週の半ば以降は曇りや雨の所が多く、雨が強く降る恐れもあるため注意。

夏と秋の季節を分ける秋雨前線が週の半ば以降北日本や北陸を度々通過し、日本付近は気圧の谷となる見込みです。北日本や東日本を中心に雨が降りやすくなり、週の終わりになるほど雨の範囲は西日本まで広がっていくでしょう。週の初めの晴れの日を洗濯などに有効活用してください。

↓22日(月)~27日(土)の予想気圧配置↓

日本付近は夏の高気圧と秋の高気圧に挟まれる

22日(月)は北日本と北陸はおおむね晴れるでしょう。一方、西日本や東海、関東甲信は四国沖の低気圧や太平洋高気圧の縁辺からの湿った空気の影響を受けます。晴れ間のでる所もありますが雲が多く、所々で雨が降る見込みです。

23日(火)は、西日本や東海、関東甲信では、山沿いの一部でにわか雨の可能性があるものの晴れる所が多くなりそうです。一方、サハリン付近を進む低気圧から延びる前線の影響で北日本や北陸は雨が降るでしょう。前線に向かって夏の暖かく湿った空気が流れ込むため北日本を中心に大雨の恐れがあります。また、低気圧が発達するため北海道では強風や高波にも注意が必要です。

その後、日本付近は夏の高気圧と秋の高気圧に挟まれ気圧の谷となるため、曇りや雨の日が多くなるでしょう。強雨や雷雨の所もありそうなので注意して下さい。

↓24日(水)雨雲の予想↓

所々で強雨や雷雨の恐れあり

朝イチで毎日の天気予報を確認するほか、いま自分のいる場所でどれほどの雨が降りそうなのか、最新の雨レーダーで確認してください。
そして、9月は日本に台風が接近しやすい時期です。熱帯低気圧や台風に関する情報にも耳を傾けておきましょう。

また、沖縄も週の半ばごろまでは晴れ間がありますが、後半になると雲に覆われ雨が降る日もある見込みです。

西日本を中心に厳しい残暑

今週も沖縄や西日本を中心に残暑が厳しく、猛暑日が続く所もありそうです。東日本でも真夏日が続く所が多いでしょう。北日本もこの時期としては気温が高めです。こまめな水分補給やエアコンの適切な使用など引き続きの熱中症対策を心がけてください。

熱中症対策を

ただし、北日本では北海道を中心に週の終わりになると気温がぐっと低くなる所があります。急に秋を感じるようになりますので体調管理に気をつけてください。

23日(火)は二十四節気のひとつ、処暑(しょしょ)。夏の暑さがようやく収まるころといわれていますが、ことしは暦通りにはいかない地方が多くなりそうです。ただし、北海道では朝の最低気温が20℃以下の日が続く見込み。北日本の朝晩の涼しさから少しずつ季節が秋に進んでいることを感じられるでしょう。

(気象予報士:ふぅ)

シェア!