低気圧や前線は東の海上に離れ、本州付近は高気圧に覆われるでしょう。このため、東北から中国・四国地方にかけては概ね安定した晴れとなりますが、北海道と九州は気圧の谷や湿った空気の影響で天気がぐずつく見込みです。特に九州南部では急な激しい雨、落雷、突風など変わりやすい天気にご注意ください。
8/19（金）09時の予想天気図
なお、低気圧周辺にあたる北海道の太平洋側の海域では強風や高波にもご注意ください。
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は、昨日と同じか1℃～2℃ほど高くなる所が多く、東北南部から九州、沖縄にかけて広く30℃以上となり、残暑が厳しいでしょう。特に西日本では、湿度が高い状態が続き、蒸し暑くなりそうです。激しい運動は控え、こまめな水分補給など、熱中症対策を心がけましょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は道南や日本海側では晴れ間が広がりますが、全般に雲に覆われやすく、低気圧に近い道東方面では昼にかけて所々で雨が残り、北～東寄りの風がやや強く吹くでしょう。海上は波が高い状態となりますので海のレジャーや船舶はご注意ください。一方、東北は日中を中心によく晴れて、日差しを有効活用できそうです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北海道のオホーツク海側や道東の太平洋側では20℃前後、日本海側で25℃以上、東北では南部で30℃以上の所もあり、厳しい暑さとなる見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
日中は各地とも概ね晴れるでしょう。夜は北陸から雲が広がりますが、今日いっぱいは天気の崩れは無さそうです。空気も乾き洗濯日和となりそうです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、30℃～34℃まで上がり、残暑が厳しい予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
近畿から中国、四国地方は概ね晴れるでしょう。山陰など日本海側で雲が多めですが、天気の大きな崩れはなさそうです。一方、九州では雲が取れにくく、南部や東シナ海側では雨が断続し、所により雷を伴い一時激しく降るおそれがあります。短時間強雨、落雷や突風などにご注意ください。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、31℃以上の所が多く、真夏並みの暑さが続くでしょう。九州では35℃の猛暑となる所もありそうです。湿度も高く屋内でも熱中症の危険が伴います。エアコンなどを上手に使い、暑さを避けて熱中症対策を心がけましょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地とも概ね晴れるでしょう。所によりにわか雨もありますが、広範囲で長時間の天気の崩れはなさそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、33℃～34℃位で厳しい暑さが続くでしょう。
（気象予報士：むらさめ）
