【7/29 朝イチ!】天気急変に注意 九州南部は大雨に警戒

台風第5号が日本の南海上を北西に進んでおり、夜には九州の南に接近するでしょう。この台風は大きく発達する事はありませんが、西日本の太平洋側では雨となり、特に九州南部や四国では明日以降にかけて大雨となるおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに警戒が必要です。東日本では変わりやすい天気が続き、内陸部を中心に局地的な雷雨がありそうです。一方、北日本は概ね晴れるでしょう。

7/29(金)09時の予想天気図

なお、台風の進路周辺にあたる南西諸島から九州周辺の海域では強風や高波にご注意ください。

海上の風と波の予想15時

日中の最高気温は、昨日とほぼ同じ予想で、北海道をのぞき30℃以上の真夏日となるところが多く、湿度が高い状態は続き、蒸し暑くなるでしょう。日中は不要不急な外出はなるべく控え、こまめな水分補給など、熱中症対策を心がけましょう。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道のオホーツク海や太平洋側の地方では雲が広がりやすいですが、他は概ね晴れる所が多そうです。ただ、午後は東北南部の内陸部を中心に所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。急な激しい雨や落雷、突風などの激しい現象にご注意ください。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北海道のオホーツク海側や道東の太平洋側では25℃以下の所が多く、比較的しのぎやすいですが、他はそれ以上で、東北では広く30℃以上となり、厳しい暑さとなる見込みです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

海岸平野部では日中を中心に概ね晴れますが、内陸部や山沿いで大気の状態が不安定となり、所々で夕立がありそうです。短時間強雨、落雷、突風など、天気の急変にご注意ください。また、小笠原諸島では湿った空気の影響で雲が多く、午前中を中心ににわか雨があるでしょう。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、30℃以上となり、内陸部では35℃の猛暑となるところもありそうです。湿度も高いため、熱中症にご注意ください。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

近畿や中国地方は晴れる所が多いでしょう。ただ、九州や四国では雲が多めで、太平洋側の地方を中心に朝のうちから雨となりそうです。特に九州南部では台風の接近により次第に雨足が強まって雷を伴い、激しい雨となるおそれがあります。明日、明後日にかけては大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに警戒が必要です。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、32℃~35℃位の所が多く、真夏の暑さが続くでしょう。湿度も高く熱中症の危険が伴います。屋内でもエアコンなどを上手に使い暑さを避けて熱中症対策を心がけましょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

各地とも湿った空気の影響で雨や曇りの天気が続き、一時雷を伴い激しく降るおそれがあります。変わりやすい天気にご注意ください。奄美地方では台風の接近に伴い次第に風雨が強まる見込みです。最新の気象情報をチェックするようにしましょう。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、奄美は30℃、沖縄は31℃~33℃位で厳しい暑さが続くでしょう。

(気象予報士:むらさめ)

 

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