梅雨シーズン本格化、大雨への備えを

◆今週の天気のポイント
・週の前半は奄美や九州など西日本で大雨、後半は北日本や日本海側も大雨の恐れ。
・沖縄・奄美は梅雨明け間近。太平洋高気圧の勢力が強まり、蒸し暑さ増す。

九州南部から東北地方にかけて梅雨入りの発表があり、本格的な雨の季節を迎えました。今週は、週の前半は奄美の他、九州南部など西日本で大雨になる所がある見込みです。週の後半は北日本や日本海側でも大雨になる恐れがあります。最新の情報をご確認ください。また、沖縄や奄美はそろそろ梅雨明けしそうです。南西諸島では一足早く本格的な夏を迎えるでしょう。

↓20日(月)～25日(土)の予想気圧配置↓

梅雨前線は本州付近に停滞

20日(月)～22日(水)にかけては、西日本に停滞する梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込みやすい状態が続きます。奄美地方の他、九州を中心に、西日本では大雨による低い土地の浸水や河川の氾濫、土砂災害に注意が必要です。

奄美や九州南部は土砂災害に警戒

一方、北日本や東日本は上空の寒気の影響で大気の状態が不安定です。所々でにわか雨や雷雨があるでしょう。晴れ間はありますが、急に空が暗くなり雷が鳴りだし、雨が降りだす可能性があります。洗濯物を外に干すときは空もようの変化に注意し、外出には折り畳みの傘があると安心です。

洗濯物の外干しは空もようの急変に注意

23日(木)以降は、梅雨前線が北日本から日本海にかけて停滞する見込みです。強雨の範囲は徐々に北に移り、北日本や日本海側で大雨の恐れがあります。今後の情報に注意してください。また、このころには沖縄や奄美では梅雨明けしている可能性があるでしょう。

大雨の心配があるのはどこ？南西諸島の梅雨明けは？
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気温は特に週の後半になるとこの時期としては高めになる見込みです。週の前半もほぼ平年並みで、西日本や東日本では30℃近くまで上がります。週の後半はさらに気温が上がり真夏日の所が多くなり、湿度も高く蒸し暑さがいっそう増すでしょう。先週は梅雨寒の日もあり上着が必要なほどの日がありましたが、今週は西日本や東日本では夜間も上着要らず。薄手の服装で過ごすことができるでしょう。先週との気温差が大きいため、服装選びや体調管理、また食品の管理にも注意してください。