きょう20日(木)は二十四節気のひとつ「大寒」です。一年の中で最も寒さが厳しい時期で、立春(2/4)前日の節分までが大寒の期間となります。
日本付近は冬型の気圧配置となり、上空に強い寒気が居座っています。特に北海道の上空5,200m付近に-42℃以下の非常に強い寒気が流れ込んでおり、今朝(20日)は北海道幌加内町の朱鞠内で最低気温-27.7℃、富良野で-26.6℃を観測し、各地で厳しい冷え込みとなりました。
21日(金)09時の予想天気図
北海道~山陰地方の日本海側はあす21日(金)にかけて断続的に雪が降る見込みで、積雪の増加や吹雪による交通障害などに注意が必要です。東北や東海、近畿地方の太平洋側も一部雪の降るところがありそうです。あす午後になると雪の範囲は次第に狭くなる見込みです。
22日(土)は高気圧に覆われて日本海側も含めて晴れ間の広がるところが多いでしょう。雪下ろしなど除雪作業をされる方は雪の事故には十分注意してください。太平洋側は空気の乾燥した状態が続きますので、暖房器具や火の取り扱いに十分注意してください。
22日(土)09時の予想天気図
23日(日)は東シナ海から低気圧や前線が近づいてくるため、西日本では西から雨雲が広がり、北陸や東北地方の日本海側も別の気圧の谷の影響で雨や雪が降りやすくなるでしょう。
23日(日)09時の予想天気図
その後、24日(月)から25日(火)にかけて本州南岸を低気圧が東進する見込みです。上空の寒気は北へ後退するため、西・東日本では雨のところが多い見込みですが、標高の高いところでは雪の降るところがありそうです。今後の気象情報にご注意ください。
(気象予報士:みやっち)