◆今週の天気のポイント
・強い寒気が南下する日は少ない。雪の積もっている所では雪解けやなだれに注意。
・西日本や東日本は雲が広がりやすく、太平洋側を中心に雨が続く所がある。
今週は、南の海上の低気圧や前線の影響で西日本や東日本の太平洋側を中心に雲が広がりやすく雨の降る日が続く所もありそうです。この時期としては暖かい空気が流れ込みやすく冬型の気圧配置になりにくいため、強い寒気が南下する日は少ないでしょう。
↓6日(月)~11日(土)の予想気圧配置↓
寒気が南下しにくい
【北日本】
おおむね晴れる日が多いですが、8日(水)は東北の太平洋側を中心に雨が降る所があるでしょう。11日(土)は大陸から気圧の谷が近付き北海道の日本海側から雨や雪が降りだす見込みです。その後は弱い冬型の気圧配置となるため北海道を中心に雨が雪に変わるでしょう。
【東日本】
6日(月)~8日(水)にかけて雲が多く雨が降る所が多いでしょう。東海では雨の降る日が続き、8日(水)は関東で本降りの雨となる恐れがあります。9日(木)以降は晴れ間のでる日もありますが、雲が広がりやすいでしょう。また、期間の前半を中心に波が高くなり、しける海域もありそうなので今後の情報に注意してください。
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【西日本】
6日(月)は近畿南部で雨や雷雨となりそうです。雨の範囲は次第に広がり、近畿・四国・中国地方では8日(水)にかけて所々で雨が降るでしょう。9日(木)以降も日差しはあるものの雲が多く雨が降る可能性もありそうです。九州では、今週はおおむね晴れる日が続く見込みです。
【沖縄】
週の初めは雲が多く雨の降る日がありますが、その後は晴れ間のでる日もあるでしょう。海上では高波に注意してください。
気温は高め、北日本は雪解けに注意
7日(火)は二十四節気のひとつ大雪(たいせつ)。いよいよ雪が多く降りだす時期という意味ですが、今週の気温はこの時期としてはかなり高め。北日本のすでに雪の積もっている所では雪解けにより道路の路面状態が悪化する場合があります。車を運転する際にはスリップ事故に、歩行時は転倒に十分ご注意ください。また山沿いではなだれが発生する恐れがありますので十分お気をつけください。
西日本や東日本は、雨の降る日は空気が冷たく感じられますが、晴れ間のでる日は日差しの温もりを感じることができそうです。朝の冷え込みもそれほど強くはないでしょう。
(気象予報士:ふぅ)