今週の天気のポイント
・大雨による災害発生に対して、最大級の警戒の継続を
・次第に夏の暑さが戻る。気温差が大きく体調管理に注意
活動が活発な前線が停滞したため、佐賀県で降り始め(11日)からの雨量が1000mmを超えるなど、2018年に発生した西日本豪雨を上回る記録的な大雨になっている所があります。
今週も西日本と東日本また東北では南部を中心に、大雨による土砂災害や河川の氾濫、低い土地の浸水の危険性が高まる可能性があるため厳重な警戒を継続してください。
これまでの大雨で地盤が緩んでいる所も多く、少しの雨でも災害が発生するおそれがあります。特に西日本では16日(月)~17日(火)にかけて九州を中心に再び強雨が断続的に降る可能性が高く、大雨による被害の拡大が非常に心配です。
大雨による災害から命を守るためには、最新の気象情報やお住まいの自治体から発令される避難情報を積極的に取得することが大切です。また離れて暮らす家族、特に高齢者の方には電話などで注意喚起し避難行動を呼びかけてください。
20日(金)ごろまでは前線が西日本~北日本に停滞し低気圧も日本海を進む見込みです。このため非常に湿った空気が本州付近に流れ込みやすい状態が続きますが、週末になると太平洋高気圧が本州付近に張り出し晴れ間が広がる可能性があります。
先週末は夏とは思えないほどヒンヤリして半袖では肌寒く感じる所も。今週の前半はしのぎやすい気温になりますが、後半は各地で真夏日となり夏の蒸し暑さが戻りそうです。気温差が大きい一週間になるため体調管理にも気を付けてください。
(気象予報士:たけねこ)