本格的な梅雨シーズン、大雨に警戒し防災対策や早めの行動を

◆今週の天気のポイント
・5日(月)は西~東日本の日本海側を中心に大雨に注意
・梅雨空が続き、7日(水)ごろも大雨のおそれ
・梅雨明けした沖縄と奄美は晴れて真夏日が続く、熱中症に警戒

5日(月)は、西日本~東日本の日本海側を中心に大雨に注意が必要です。これまでの大雨で地盤が緩んでいるおそれがあるため、少しの雨でも土砂災害に要注意。特に、大規模な土砂災害が発生した熱海市の伊豆山地区をはじめ、静岡県は引き続き厳重な警戒が必要です。予報や、自治体から発表される情報をこまめに確認し、早め早めの行動を心がけて下さい。ゴーっという音が聞こえたり、小石がぱらぱらと落ちたりするのは土砂災害の前兆かもしれません。少しでも危険を感じたらすぐに避難して下さい。

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土砂災害の前兆現象

東北から九州は、6日(火)から週末にかけても雨の降る日が多く、梅雨空が続くでしょう。前線の活動の程度によっては、七夕の7日(水)も東日本の日本海側を中心に大雨のおそれがあるため、最新の情報を確認して下さい。
北海道は、週の初めは急な強い雨や落雷に注意が必要ですが、週の後半は次第に晴れ間が戻るでしょう。

↓予想気圧配置図↓

梅雨明けとなった沖縄と奄美は、晴天が続き日差しがたっぷりと届きます。真夏日が続き、強い日差しも加わり夏の暑さが本格化。こまめに水分を補給して、長時間の直射日光は避けるなど、熱中症対策を徹底して下さい。

7日(水)は二十四節気の小暑で、だんだんと夏の暑さが増してくる頃です。実際に、東北から南は最高気温が30℃前後を推移する所が多いでしょう。雨の降る日が多く、湿度が高くムシムシと感じられそうです。東海や西日本では最低気温が25℃以上の熱帯夜の所もあり、寝苦しい夜となるかもしれません。寝る前にコップ一杯の水を飲むなど、睡眠時の熱中症対策も忘れずに。

本格的な梅雨シーズンに突入し、大雨による災害が発生しやすい時期となっています。ハザードマップで避難場所や避難経路を確認したり、非常用持ち出し袋を用意するなど、日ごろからできる防災対策を行い大雨に備えておきましょう。

(気象予報士:マドレーヌ)

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