日本付近は引き続き高気圧に覆われますが、冷たい空気を持った低気圧がオホーツク海を南東に進むでしょう。このため、全国的に晴れる所が多いものの、北海道では西寄りの風が沿岸部で強く吹き、北部やオホーツク海側では雲に覆われ、一部で雪となる見込みです。沖縄も気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がりやすくなり、次第に雨が降り出しそうです。
4/21(水)09時の予想天気図
また、台風第2号の北上とともに東寄りの風がやや強く、周辺海域ではうねりを伴い波が高まる見込みです。海のレジャーや船舶はご注意ください。
海上の風と波の予想09時
日中の最高気温は、関東から九州・沖縄にかけては昨日と同じかやや高くなり、25℃前後の予想で初夏のようなぽかぽか陽気となりそうです。一方、北陸から北の地方では昨日より低くなる予想で、北海道の北部やオホーツク海側では軒並み10℃以下の予想でぐっと冷え込みが厳しくなるでしょう。日々の気温差が大きくなりますので、服装などで調節し体調管理にはご注意ください。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は動きの遅い寒気を伴った低気圧の影響で、沿岸部を中心に西寄りの風が強く吹くでしょう。北部やオホーツク海側では雲に覆われて、午後から夜にかけて雨や雪となる所が多くなりそうです。山間部では積雪となるおそれがありますので、車の運転などされる方はご注意ください。その他の地方では概ね晴れの天気が続くでしょう。
降水分布予想15・21時
日中の最高気温は、北海道の北部とオホーツク海側では6℃~8℃、他は10℃前後の所が多く、函館や帯広では13℃位まで上がる見込みです。東北は、北部や日本海側で14℃~17℃、南部の太平洋側では19℃前後の予想です。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
各地ともよく晴れる見込みです。日中はすっきりとした青空が期待できそうです。空気も乾き、絶好の洗濯日和となるでしょう。
気象衛星雲画像03時
日中の最高気温は、北陸と長野では17℃~21℃、関東から東海にかけては25℃前後まで上がり、汗ばむ陽気となりそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
一日を通してすっきりと晴れるでしょう。日差しが強くなる時期となり、九州や四国では紫外線が非常に強くなる所も出てきそうです。お出かけの方は日焼け対策をお忘れなく。
紫外線の予測分布図 12時の予測
(出典:気象庁HP)
日中の最高気温は、近畿と中国、四国地方では22℃~25℃、九州は25℃前後の所が多いですが、熊本や佐賀では28℃位まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄では天気が下り坂に向かいます。先島諸島では朝のうちから雲に覆われ、昼頃から雨が断続するでしょう。沖縄本島と大東島地方も昼頃から雲が広がり、夕方頃から雨が降り出してきそうです。奄美地方は概ね晴れて天気の崩れはなさそうです。海上では東寄りの強風やうねりを伴った高波にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は23℃、沖縄は24℃~26℃位でしょう。
(気象予報士:むらさめ)