本格的な春へ向かう3月が始まりますが、週の前半は荒れた天気の心配が。
今週の天気のポイント
・前半は風雨強まり荒れた天気に、波も高まる
・週の中での気温差大きい、体調管理にご用心
3月2日(火)は、低気圧が急発達しながら日本海を北上し北日本を通過。このため西日本～北日本にかけて南寄りの強い風が吹いて暖かな空気が流れ込み、北日本の一部で雪が降るほかは広い範囲で雨が降る見込みです。風を伴った土砂降りの雨が降り傘が役に立たない所もありそうです。ただし雨が強く降る時間は比較的短いため、一時的に雨宿やどりをしてやり過ごすのも良いでしょう。
雨の降る時間帯は朝イチでチェック！
朝イチを開く
気温の上昇や雨により、積雪の多い所ではなだれや融雪による浸水などが発生するおそれもあるため注意してください。
降水と風の予想図(2日9時)
低気圧接近、南風強まる
次第に北日本中心の一時的な冬型へ。北陸や東北～北海道の日本海側で雨の所も雪に変わりますので、路面凍結などに注意してください。風は北寄りに変わり強まります。特に北日本は暴風が吹き、猛吹雪により視程が悪化するおそれも。
発達する低気圧の影響で日本付近の海上はしける海域もあるため、海岸付近では高波にも注意が必要です。
降水と風の予想図(2日21時)
低気圧通過、北風強まる
3日(水)になると荒れた天気も次第に解消へ。晴れ間が戻ってくる東日本～西日本では、穏やかな天気の中でひな祭りを迎えられそうです。北日本も4日(木)に向けて次第に広く晴れてくる見込みで、日差しを活用するチャンス。
その後、東日本～西日本では5日(金)ころに再び雨が降る可能性があり、週末もスッキリとしない天気になるかもしれません。
予想気圧配置図(3日21時)
高気圧に覆われ天気回復
沖縄では、一日を通してよく晴れる1日(月)のほかは雲が広がりやすくなるでしょう。また海上は波が高い日も多くなる見込みです。
今週は期間の中で気温の変化が大きくなります。一日の中での気温変化もチェックして服装を選び、体調を崩さないようにしてください。
関東や東海、西日本はスギ花粉の飛散が非常に多くなる日もあるため万全な対策を。
春の天気は数日毎に変わりやすいのが特徴。空もようの変化から春の訪れを感じることができます。
（気象予報士：たけねこ）
