冬型の気圧配置と上空の強い寒気の影響で日本海側は今夜にかけて断続的に雪が降り、北陸地方を中心に降雪量はさらに増える見込みです。また、あす19日(金)朝にかけては全国的に厳しい寒さが続きますので、暖かくしてお過ごしください。
19日(金)21時の予想天気図
あす19日(金)以降は冬型の気圧配置は緩み、西から高気圧に覆われる見込みです。そのため、沖縄県と九州~関東地方、福島県や宮城県はおおむね晴れが続き、20日(土)から22日(月)にかけて4月上旬~下旬ごろの春本番の陽気となる見込みです。西・東日本では今季初めて20℃を超える所もありそうです。花粉の飛散量が多くなりますので、花粉症の方はしっかりと対策をしてください。
20日(土)09時の予想天気図
北海道や東北北部、北陸地方は周期的に通過する気圧の谷の影響で週末にかけて雨または雪が降ったり止んだりのスッキリしない天気となりそうです。ただ、こちらも3月下旬ごろの暖かさとなるところが多く、寒さは緩むでしょう。雪解けによる雪崩や落雪、用水路の増水などには注意が必要です。
きょう(18日)は二十四節気の「雨水」です。冬から春への移行期で雪が雨に変わり、雪解けが始まる頃とされています。この先も気温の変化が大きくなりますので、体調管理に気をつけてお過ごしください。新型コロナ感染症が収束に向かい、春本番を迎えられますように。
(気象予報士:みやっち)