日本付近の上空は再び真冬の寒気に覆われて、冬型の気圧配置が強まる見込みです。このため、日本海側の地方では雪となり、山沿いを中心に積雪が増えるでしょう。北陸から山陰にかけては大気の状態が不安定となるため、急な落雷や突風などにも注意が必要です。太平洋側の地方では概ね晴れますが、所によりにわか雪がありそうです。
2/8（月）09時の予想天気図
また、沿岸部では北西の季節風が強まり、日本海側を中心に波が高い状態となりそうです。船舶や海のレジャーはご注意ください。
海上の風と波の予想15時
日中の最高気温は、全国的に昨日より低くなり、東海・北陸から北の地方では５℃以上下がる予想です。北日本では真冬日となる地点が多く、関東から東海の太平洋側も10℃前後までしか上がらず、真冬の寒さが戻るでしょう。日々の寒暖差が大きくなりますので体調管理にご注意ください。一方、九州南部から四国の太平洋側では15℃前後で3月上旬並みの暖かさが続く見込みです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日本海側では雪が断続し、山沿いを中心に積雪が増えるでしょう。北西の風も強まりふぶく所もありそうです。太平洋側の地方では晴れる所が多いですが、強い季節風に乗って風花が舞うこともあるでしょう。変わりやすい天気にご注意ください。
降水分布予想09・18時
最高気温は、北海道で‐5℃前後、東北の北部や内陸部でも氷点下の所が多く、凍てつくような寒さとなるでしょう。東北南部の太平洋側は2℃～5℃位の見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸周辺では一日を通して雪となり、夕方以降は降雪が強まり、山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。なだれや高所からの落雪、大雪や吹雪による交通障害などに十分注意してください。太平洋側の地方では概ね晴れますが、東海地方と伊豆・小笠原諸島では雲が多めで、ときおり雨か雪となる所もありそうです。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北陸から長野県北部、岐阜県飛騨地方では2℃～4℃、関東から東海の太平洋側では10℃前後の予想で、この時期らしい寒さに戻るでしょう。暖かくお過ごしください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
近畿北部から山陰にかけては雪か雨が断続し、はじめ雨の所も次第に雪に変わる見込みです。大気の状態も不安定となるため、急な落雷や突風などにもご注意ください。瀬戸内側の地方も雲が広がりやすく、所により雨か雪がちらつく時間もありそうです。天気変化にご注意ください。九州から四国の太平洋側の地方では概ね晴れでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、近畿北部から山陰で5℃～8℃、他は10℃～13℃位の所が多いですが、九州南部から四国の太平洋側では15℃前後まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地ともはじめはよく晴れますが、上空の寒気の影響で奄美から沖縄本島、先島諸島では午後からは次第に雲が広がりやすくなる見込みです。ただ、天気が大きく崩れる心配はなさそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は20℃、沖縄は22℃～24℃位の予想です。
（気象予報士：むらさめ）
