先週よりも強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まり、北~西日本の日本海側を中心に再び大雪となる恐れが高まっています。全国的に西~北寄りの風が強まって吹雪く所が多く、海上はしける見込みです。雪雲は太平洋側などにも流れ込み、平野部でも積雪となる所があるでしょう。年末からの雪で積雪量が平年よりも2~3倍になっている所もあり、少しの雪でも雪崩や路面凍結による交通障害、屋根からの落雪、農業施設や建物の被害などが起こりやすくなっていますので、引き続きご注意下さい。また水道管の凍結、樹木や電線への着雪、落雷や竜巻などの突風のほか、海上は高波にご注意下さい。お出かけの際は最新の道路交通情報や気象情報などをご確認下さい。沖縄・奄美は北風が強く、断続的に雨が降る見込みです。
09時の予想天気図
09時の降水分布予想
全国の天気
09時の波浪予想
日中の気温は各地とも真冬の時期を下回り、全国的に凍える寒さとなりそうです。ストーブなどの暖房器具を利用する方も多いと思いますが、特に北~西日本の太平洋側は空気が乾燥しますので、火の取り扱いなどには十分お気をつけ下さい。
■各地の天気のポイント
【北日本】(北海道・東北)
日本海側を中心に雪が降り続き、オホーツク海側や太平洋側も吹雪く所があるでしょう。日本海側は雷を伴う見込みです。北海道は低気圧の接近により、夕方頃から日本海側を中心に降雪が強まりそうです。
北海道の気温
東北の気温
日中の気温は殆どの所で最高気温が氷点下の真冬日となり、凍てつく寒さが続く見込みです。外出の際は露出を少なく、万全の寒さ対策をしてお出かけください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸や群馬県北部、長野県北部、岐阜県の山間部は雪が降り続くでしょう。特に北陸は雷を伴い、短時間で降雪量が増える恐れがあります。また東海の平野部でも積雪となる所があるでしょう。関東甲信・東海のその他の地域は、太平洋側を中心に晴れる見込みです。島しょ部は雲が多く断続的に雨で、伊豆諸島北部は雪が降りそうです。
関東の気温
甲信・東海の気温
北陸の気温
日中の気温は昨日よりもかなり低く、厳しい寒さとなるでしょう。体調を崩さぬようご注意下さい。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
日本海側や東シナ海側は、雷を伴い断続的に雪が降る見込みです。瀬戸内海や太平洋側の平野部でも積雪となる所があるでしょう。西日本では先週よりも強い寒気が流れ込み、明日にかけて降雪量が増える恐れがありますので、車の運転などには十分お気をつけ下さい。
近畿の気温
中国の気温
四国の気温
九州の気温
日中の気温は昨日よりもかなり低く、5℃以下の所が多いでしょう。万全の寒さ対策で、日中も暖かくしてお過ごしください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地とも冷たい雨が断続的に降るでしょう。風が強く荒れ模様の天気となる見込みです。
沖縄・奄美の気温
各地とも昨日よりもかなり低いでしょう。いつもの冬以上に着込んで、風などひかぬようお気をつけ下さい。
(気象予報士:キム)