日本付近の上空には今季一番の寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる見込みです。今日は、北日本の日本海側を中心に風雪が強まり、山間部や内陸部では大雪となるおそれがあります。北陸から山陰にかけてもしぐれて、次第に雪に変わるでしょう。また、大気の状態が不安定となるため、急な落雷や竜巻などの突風に注意が必要です。太平洋側も雲が広がりやすく、南西諸島では昼頃からにわか雨の所がありそうです。
12/14(月)09時の予想天気図
また、全国的に季節風がやや強く、海上は日本海側を中心に波が高い状態が続くでしょう。
海上の風と波の予想09時
最高気温は、全国的に昨日より低くなり、北海道では真冬日の地点が多くなるでしょう。西日本の日本海側や北陸は日中もあまり気温が上がらず、各地で10℃を下回り一気に真冬の寒さとなりそうです。関東から九州南部にかけては11℃~15℃位の所が多いですが、日差しが少なく風が冷たく感じられそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日本海側の地方を中心に風雪が強まり,山沿いや内陸部で積雪が増える見込みです。吹雪や大雪による交通障害等のおそれがありますので、お出かけの方はご利用になる交通機関や気象情報のチェックをお忘れなく。太平洋側は晴れ間が広がる所もありますが、季節風が強く風花が舞うこともあるでしょう。
降水分布予想09・21時
日中も気温がほとんど上がらず、北海道は道東の一部を除いて最高気温が0℃以下の真冬日の所が多いでしょう。お出かけの際は路面の凍結にご注意ください。東北は日本海側と内陸では1℃~4℃、太平洋側では3℃~5℃位の見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸周辺や北関東の山沿いは雨や雪が断続するでしょう。上空の寒気が強まるため、海岸平野部も夜にかけて雪に変わる所が多くなりそうです。また、急な落雷や突風、あられやひょうなどの天気の急変にご注意ください。他の地方も雲が広がりやすいですが、関東から東海の太平洋側では午後は日の差す時間があるでしょう。
降水分布予想09・21時
日中の最高気温は、北陸と長野は5℃~9℃、関東から山梨、東海の太平洋側では11℃~15℃位の見込みです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
全般に雲が広がりやすく、山陰から近畿北部では所々で雨となり、山地では雪となるでしょう。種子島・屋久島地方も気圧の谷の影響で昼前にかけて雨となる所がありそうです。ただ、瀬戸内側の地方や九州南部から四国にかけての太平洋側の地方では午後から晴れ間が広がる所がありそうです。
降水分布予想09・21時
日中の最高気温は、九州北部から山陰、近畿北部にかけては6℃~9℃、他は10℃~13℃程度で寒さが厳しいでしょう。暖かくしてお過ごしください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地とも雲に覆われやすく、奄美地方と沖縄本島では昼頃、先島諸島では午後からにわか雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。大東島地方は昼過ぎまで晴れ間があるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は18℃、沖縄は20℃~24℃位の予想です。
(気象予報士:むらさめ)