今週は立春頃までは西~東日本で暖かく、関東地方も春のような陽気が続いていましたが、その後気温が急降下。6日には東京で平年より約1ヶ月半遅れて初氷が観測され、1919年の統計開始以来、最遅の記録を更新しました。
ここにきてようやく真冬の寒気が流れ込んできましたが、寒気の流入は一時的で、向こう1ヶ月(2/8~3/7)も平年より暖かい日が多くなりそうです。
向こう1ヶ月は、偏西風が北に蛇行しやすい状況が続き、日本付近への寒気の南下は弱い見込みです。そのため、3月の初めにかけて全国的に気温が平年より高くなる予想です。今年の桜の開花は平年より早い所が多いかもしれません。
また、来週以降は南からの暖かい空気が入りやすくなり、全国に高温に関する早期天候情報が発表されています。
暖かい空気が流れ込みやすいことから、向こう1ヶ月の降水量は関東以西の太平洋側で平年より多くなりそうです。季節外れの大雨が降る日があるかもしれません。
一方、日本海側は西日本では平年並みか多い予想ですが、降るのは雪ではなく雨となりそうです。北日本でも降雪量が平年より少なく、雪が少ないまま、春を迎える可能性が高くなっています。
(きっしー)