今週はじめに二十四節気の小寒を迎え、年間で最も寒い時期とされる寒中に入りました。しかし、日本付近は南から暖かい空気が流れ込みやすくなっており、8日(水)には西日本で1月としては観測開始以来最高の気温を更新し、3~4月並みの陽気となった所もありました。
今後も高温傾向は続くのでしょうか?向こう1ヶ月(1/11~2/10)の天候の見通しをお伝えいたします。
先週までの傾向と変わらず、向こう1ヶ月は日本付近への寒気の南下が弱い状態が続き、全国的に気温は平年より高くなる見通しです。
冬型の気圧配置になっても長続きはせず、日本海側の降雪量は平年より少なくなるでしょう。記録的な雪不足でスキー場の営業開始時期が遅れるなど冬のレジャーに影響が出ており、加えて来春以降は水不足が問題になる可能性があります。
一方、太平洋側は低気圧や前線の影響を受けやすく、向こう1ヶ月の降水量は関東以西の太平洋側で平年並みか多くなる見込みです。また、平年より晴れの日が少なくなる見通しで、こちらは日照不足による農作物への影響が懸念されます。
(きっしー)