今日は、高気圧が東に移動しながら日本付近を覆うでしょう。このため、北日本の天気も回復して日中は晴れ間の広がる所が多く、東日本も北陸や東海、伊豆諸島の一部で雲が多いほかは穏やかに晴れる見込みです。一方、西日本では気圧の谷や湿った空気の影響で早くも天気は下り坂に向かうでしょう。九州では夕方頃から雨が降り出して、夜にかけて雨の範囲は四国・中国地方まで広がりそうです。南西諸島も雲が広がりやすく、先島諸島では午前中から雨や雷雨となる予想です。
12/29（日）09時の予想天気図
なお、北日本の太平洋側と南西諸島では海上は波が高いでしょう。沿岸部では高波に注意してください。
海上の風と波の予想09時
日中の気温は、東北から九州、沖縄にかけては平年並みか平年より高めの所が多く、関東・東海から西の地方では10℃を上回り、九州南部と四国の太平洋側では15℃前後、沖縄では23℃位まで上がる予想です。一方、北海道では朝の冷え込みが厳しく、日中の最高気温も0℃以下の真冬日の所が多くなりそうです。暖かくしてお過ごしください。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、道南から道東にかけての太平洋側では概ね晴れ、道央から道北にかけてははじめ雲が広がりやすく雪の残る所もありますが、次第に晴れ間が広がってくる見込みです。ただ、オホーツク海側の地方では雲が取れにくく、網走や斜里などでは雪が降ったりやんだりとなりそうです。東北は、日本海側で雲が広がりやすいですが天気の大きな崩れはなく、太平洋側を中心に青空が広がるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道では0℃前後の所が多く、道北やオホーツク海側では-3℃～-4℃と真冬の寒さとなるでしょう。外出時など路面の凍結にご注意ください。東北は、北部で3℃～6℃、南部では6℃～8℃の見込みです。暖かくしてお過ごしください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
穏やかな冬晴れとなる所が多くなりますが、伊豆諸島から静岡県周辺と北陸西部では気圧の谷の影響で雲が広がりやすく、一時雨のぱらつく所がありそうです。お出かけの方は急な雨に備え雨具をお持ち下さい。
降水分布予想09時・18時
内陸部の長野県や岐阜県飛騨地方などでは朝の冷え込みが厳しく、日中の最高気温も6℃～9℃位で肌寒く感じられそうです。防寒は十分にしてお過ごしください。他は10℃前後まで上がる所が多く、静岡では13℃の予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
はじめ晴れ間の広がる所が多いですが、天気は西から下り坂に向かうでしょう。九州では午前中から雲に覆われ、鹿児島県種子島・屋久島地方では昼頃から、他も夕方頃から雨となりそうです。雨の範囲は夜にかけて四国・中国地方にも広がり、雨足も強まってくるでしょう。お帰りの遅くなる方は雨具を忘れずにお持ちください。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、近畿・中国は10℃～13℃、九州・四国は12℃～17℃位まで上がり、標高の高い山をのぞき雪の心配はないでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美と沖縄本島でははじめ晴れ間がありますが、各地とも次第に雲が厚くなるでしょう。先島諸島では午前中から雨となり、夕方から夜にかけては雷を伴い土砂降りの雨となるおそれがあります。また、太平洋側の海上は波が高いでしょう。海のレジャーは高波にもご注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は22℃、沖縄は23℃～24℃の見込みです。
（むらさめ）
