江戸時代に出版された『こよみ便覧』では「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」のように記されており、きょう(8日)は「立冬」で暦の上では冬が始まります。北海道では平年より遅めの初雪ラッシュを迎えて上川地方の朱鞠内(しゅまりない)では積雪が32㎝を超えました(8日18時)。関東以西はこれから本格的な紅葉シーズンを迎え、各地で紅葉狩りが楽しめそうです。寒さ対策をしっかり行ってお出かけください。
それでは、向こう1ヶ月(11/9~12/8)の天候の傾向をお伝えいたします。
来週は低気圧の通過により一時的に気温が上がるものの、週末には真冬並みの寒気が流れ込むため、全国的に気温が下がる見込みです。平年を下回る地域が多い予想ですので、冬物を用意したほうが良さそうです。急に季節が進むため、体調を崩さぬようお気を付けください。一方、11月下旬は西日本を中心に気温が上がるとみられ、向こう1ヶ月の平均気温は西日本や沖縄・奄美で平年並みか高くなる予想です。
冬型の気圧配置が強まり北日本を中心に強い寒気が流れ込むため、北陸以北の日本海側は向こう1ヶ月の降水量が平年並みか多く、北海道や東北では降雪量が多くなりそうです。路面凍結や交通障害にご注意ください。また、関東以西は平年より降水量が少ないとみられ、空気の乾燥に注意が必要です。
(きっしー)