台風や前線により雨がまとまる恐れ、継続的な気象情報のチェックを

台風による大雨で、甚大な災害が発生した東日本や東北の被災地では懸命な復旧作業が続けられていますが、雨の降り方に気が抜けない一週間となります。

今週の天気のポイント
沖縄・奄美、東日本～東北南部の太平洋側、小笠原諸島は荒れた天気に警戒。台風や大雨に関する最新の情報の確認を。

沖縄・奄美で荒れた天気
21日(月)までは、台風20号の影響により荒れた天気となります。急な強い雨や落雷、強風や竜巻などの突風に、また沿岸部ではうねりを伴った高波に注意が必要です。

台風20号の予想進路図(20日9時発表)

東日本や東北の太平洋側では大雨に注意

台風20号に刺激され、本州の南岸付近にある前線の活動が活発化します。21日(月)は、九州南部、中国、四国、近畿は雨雲に覆われ、22日(火)は、東日本を中心に広い範囲で雨が降り、特に東海や関東甲信、東北南部など太平洋側で大雨になる恐れもあります。また、強風や高波にも注意が必要です。

雨雲の予想図(22日12時)

台風19号による記録的な大雨によって、河川の堤防などが損壊し氾濫が発生した地域や、地盤の緩んでいる所がまだ多くあります。大雨が降る前の時では災害が発生しない程度の雨でも、土砂災害、河川の増水や氾濫などが発生する恐れがありますので、十分に警戒をしてください。
スマートフォンなどで強い雨を降らす雨雲の動きを確認するなど、最新の気象情報の入手が役立ちます。

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日本のはるか南の海上で台風21号が発生し北上しています。このため小笠原諸島では、24日(木)～25日(金)にかけては、付近の海上は大しけとなり、大雨や暴風に警戒をしてください。また、台風の北上に伴い、近畿から東北の各地では24日(木)に再び雨が降りやすくなり、所により雨量がまとまる恐れもあります。
現時点では、この台風は本州からは離れた海域を進む見通しですが、今後の進路には注意が必要です。