9月なのに…全国で「30度以上の真夏日」457地点も!

東京都心で9月に36度以上の気温を観測したのは19年ぶりとのことですが、さらにそれが2日連続、というのは27年ぶり!9月になっても猛暑の話題が続き、熱中症で搬送される人も多い状況です。

9月11日12時の時点で、最高気温30度以上の真夏日を観測したのは全国で457地点、35度以上の猛暑日が2地点(気象庁HP・9月11日12時00分)

(画像:気象庁HP)

こんなにも暑いと自分でも気温を測ってみたり、車載温度計などの「外気温は○○度」という表示を見て「予報よりも気温が高い!」と感じた経験がある人も多いのでは?

太陽光が当たっている・当たっていない、風が吹いている・吹いていない、など環境や条件が気温(数値)に影響を与えるのは当然のこと。では、気象庁が発表している「気温」はどのように測定されているのでしょうか?

気象庁HPによると、下記のような一定条件のもとで計測されているようです。


気温の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、芝生の上1.5mの位置で観測することを標準としています。また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。


ということは例えば足元がアスファルトだったりすると、ペットや子どもなど、地面に近いと暑さは更に厳しいかも。気温の高い日はまだしばらく続きそうですので、無理をせず、熱中症にはくれぐれも気をつけてください。

<熱中症対策>

■水分はしっかりとって!でもお水だけとるのは逆効果?
水分補給は必要不可欠ですが、覚えておかなければならない重要なポイントがあります。それは「一度にたくさんの水を飲まない・塩分も一緒に摂る」こと。汗を大量にかいた後は、身体の内部の成分バランスも崩しがちのため、かえって熱中症の症状を悪化させる危険もあるのです。ちなみに目安としては、水1リットルに対し2g程度の塩分です。

■老人や子どもに細心の注意を!
お年寄りは汗をかきにくく、暑さ・寒さを感じにくい、子どもは体が小さいため地面の照り返しなどで高温にさらされやすく、汗腺が未発達という特徴があります。お年寄りと子どもについては、細やかな心遣いやケアが必要ですね。

(アール)

 

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