10月9日~10日にかけて「10月りゅう座流星群」が極大を迎えます。9日が新月なので条件は抜群!なのに、なぜかあまり話題になっていない…というは、この流星群は「出たとこ勝負」な流星群でもあり、今年の活動は低調のため、なんです。ちなみに「りゅう座」とは「龍」の形とされている星座のことで、北西の赤い○で囲んだ辺りに位置する星座です。
資料参考:国立天文台HP
りゅう座流星群は、母体が「ジャコビニ・ジンナー(Giacobini-Zinner)彗星」にあることから「ジャコビニ流星群」とも呼ばれます。太陽の周りを6年半かけて回っており、2周する13年ごとに活発化します。前回活発な活動を見せたのは2011年。今年は活発な時期とは言えませんが、実はこの流星群は「なにが起こるかわからない」とされており、まさに「出たとこ勝負」な流星群なのです。
過去の記録を調べてみると、13年ごとの当たり年ですら活発な時とそうでない時があるようで、低調とはいえ今年もなにが起こるかわかりません。しかも!今年は星の観察には最高の条件「新月」の時期に当たっていますので、期待を込めて空を見上げてみるのも一興かと。
(写真はイメージです!)
台風24号・25号などが相次いで発生し、被害の爪痕も各地に多く、呑気に空を見上げて…という気分にはなかなかなれないかもしれませんが、せめて、今後大きな災害が起こらぬよう星に願いを込めたいところです。
(アール)