全国に先駆けて奄美で梅雨入りしたとのニュースが飛び込んできました!
西日本から東日本で、大雨が降るとの予報も出ており、十分な警戒をしていただきたいと思います。
今日は「梅雨入り」にからめ、春から夏にかけて降る「雨の名前」をいくつか抜粋してご紹介したいと思います。
春夕立(はるゆうだち)
夏の夕立とは違い、にわか雨のような夕立
菜種梅雨(なたねづゆ)
菜の花が咲く頃に降り続く暖かい雨
桜雨(さくらあめ)
桜が咲く頃に降る雨
木の芽雨(このめあめ)
木の芽の発芽を促す雨
軽雨(けいう)
春に少しだけ降る雨
甘雨(かんう)
草木の成長や芽生えの頃、地面を濡らす雨
栗花落(ついり)
入梅のこと。栗の花が散る頃に入梅することをあらわした言葉
五月雨(さみだれ)
梅雨の時期に長く降る雨のこと
瑞雨(ずいう)
穀物がイキイキと育つ恵みの雨
ちょっと調べただけでもずいぶんたくさんの「雨」に関する言葉が見つかりました。ご紹介したのは春~初夏のものだけですが、一年中さまざまな名前の雨が降っていてとても興味深いです。
雨が降るといろいろと憂鬱なこともありますし、地域や状態によって危険なことも多々ありますが、草木や穀物の成長にとってはとても重要な「雨」。
GW中に「八十八夜」(立春から数えて八十八日目の夜のこと)を迎え、いよいよ夏=「立夏」となりました。ちなみに八十八は「八=末広がり」で吉とされ、縁起担ぎの意味もあるようです。この日に摘んだ新茶を飲むと長生きできる、なんて言い伝えもあるほど。
ちなみに、新茶の美味しい淹れ方をご存知ですか? お茶の葉の甘みを引き出すには、熱すぎるお湯を使わないこと。沸かしたお湯を一旦湯のみに入れて少し置いてから、茶葉をいれた急須に。ゆったりとしたティータイムを楽しんでください。
(アール)