今年2018年のさくらは高知が全国でもっとも早く3月15日、東京で「平年より9日早い」17日と、平年と比べて少し早めのスタートです。3月に入って気温の高い日があったことなども、開花のスピードがアップした要因と思われます。
「三寒四温」という春先独特の気象状況を表す言葉がありますが、気温がぐっと上がったかと思うと冬に逆戻りする日もあり、今後のさくらの開花状況も大いに気になるところです。雨が降りやすい時期でもありますので、せっかくの花が雨で散ってしまうことも。まだ開花宣言があったばかりだから…とうっかりしていると、お花見のジャストタイミングを逃してしまいますので、ご注意を!
さくらの「開花」「満開」はどのような状態を言うのでしょうか。気象庁によると下記のように定義されています。
「開花日」とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日
「満開日」とは、標本木で約 80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日
ではここで、昨年に続き「開花から満開まで」大体どれくらいの日数がかかっているか一覧表にしてみました。2013年~2017年までのさくら(ソメイヨシノ)開花日と満開日を調査してみました!ちなみにここでいう「平年値」とは1981年-2010年の平均値となります。(データ参考:気象庁HP)
2013年~2017年 さくらの開花日と満開日
満開までの日数一覧(札幌~名古屋)
2013年~2017年 さくらの開花日と満開日
満開までの日数一覧(大阪~那覇)
少しの差ではありますが、南へいくほど開花から満開までの日にちが長いように見えますね。(※ちなみに沖縄のさくらは「ヒカンザクラ(別名:寒緋桜)」と呼ばれる種類のもので、他地域とは性質が少し異なります。花が下向きに咲き、ソメイヨシノよりも赤みの強い濃いピンク色のものや白っぽいものまで個体差があるのが特徴です。)
気象状況によって、開花から満開までの日数は変わります。さくらの季節はいつもよりもっと、気象予報から目が離せませんね。
(アール)