夕暮れに思う新しい年

12月に入り、夕方の暗さがぐっと早く感じられるようになりました。実は今が、一年でいちばん日の入りが早い頃です。東京では12月5日から13日にかけて午後4時28分ごろと最も早く、その後はほんのわずかずつですが遅くなっていきます。一方で、昼の長さが最も短くなるのは12月下旬の「冬至」。さらに、いちばん寒くなるのはその先の1月から2月です。夕暮れ、昼間の短さ、寒さのピーク、それぞれが少しずつずれて訪れるのは、なんだか不思議ですね。最新の予報では、この先はしばらく強い寒気の南下はなく、日中は穏やかな冬晴れになる日がありそうです。それでも朝晩の冷え込みは少しずつ増し、季節は静かに真冬へと進んでいきます。
イルミネーションが輝く夕暮れには、この一年の楽しかった出来事を振り返り、新しい年への希望をそっと心に描きたいものです。

平均気温の傾向(12/6~1/5)

大陸の寒気が弱く、今月中旬にかけては冬型気圧配置が長続きしない見通しです。北日本や西日本、沖縄・奄美ではこの時期としては暖かな空気に覆われ、気温は平年を上回る見込みです。

降水量の傾向(12/6~1/5)

東日本太平洋側から沖縄・奄美にかけて、移動性高気圧に覆われやすい時期があるため、降水量は平年を下回る見通しです。

(気象予報士:ファーマー)

 

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