3連休穏やかな晴天 ただ所々でにわか雨心配

きのう19日(水)は上空の寒気が南下し、きょう20日(水)は放射冷却現象の影響で各地で冷え込みが強まりました。きのう19日は北海道~沖縄にかけて12月並みの気温となったところが多く、今季最低気温を記録し、最も冷えたところは北海道足寄郡陸別町の陸別で-11.7℃、次いで岩手県盛岡市薮川で-11.6℃を観測、東京都心でも5.1℃となりました。そして、きょう20日は北海道や東北北部ではきのうよりも気温は高くなっているところが多いものの、関東~西日本を中心に300を超える地点で今季最低をさらに更新し、名古屋では3.5℃、大阪や広島では6.2℃などを観測しました。

きょう20日(木)は、冬型の気圧配置は緩み、全国的に日差しの届くところが多くなります。西・東日本では朝は冷え込みが強まったものの昼間は15℃前後まで上がり、この時期らしい体感となるでしょう。ただ、北日本の日本海側では前線が近づく影響で夜は本降りの雨となる予想です。お帰りの際は雨具をお持ちください。

あす21日(金)は、前線を伴った低気圧が北日本付近を通過し、一時的に冬型の気圧配置となるでしょう。北海道では雪やみぞれ、東北日本海側や北陸では雨が降るでしょう。北陸周辺では落雷や強雨、雹などにも注意が必要です。関東~九州にかけては広い範囲で晴れるでしょう。

21日(金)~24日(月・祝)の予想天気図

連休初日の22日(土)は、午前中にかけて冬型の気圧配置となり、北日本や北陸で雨や雪の降るところがありますが、次第に天気は回復傾向にあるでしょう。そのほかの地域はおおむね晴れて過ごしやすい陽気となりそうです。その後、23日(日)勤労感謝の日は全国的に高気圧に覆われて穏やかに晴れる見込みです。ただ、関東沖では雨雲が発生し、関東沿岸部でにわか雨があるかもしれません。

連休最終日となる24日(月・祝)は、高気圧が東へ離れ、日本付近は湿った空気が流れ込みやすくなります。日本海側の地域では雨が降りやすく、太平洋側では晴れ間はあるものの一部ではにわか雨が降るでしょう。お出かけの際は折りたたみ傘などの雨具があると安心です。

3連休の気温は、平年並みか高くなるところが多く、天気とともに寒さも落ち着きそうです。秋も深まり、紅葉の見ごろを迎えているところも多くなっています。大きな天気の崩れのないこの週末を有効にお使いください。一方で、太平洋側を中心に空気が乾燥するため、火の取り扱いやインフルエンザなどの体調管理に注意が必要です。

(担当:りょた)

シェア!