9月20日(日)は「彼岸の入り」です。この言葉を聞くと、暑さの終わりと秋の本格的な訪れを想い浮かべる方が多いのではないでしょうか。気象庁が発表した1ヶ月予報によりますと、この先も全国的に気温は平年より高い傾向が続く見込みです。特に西日本や東日本では、日中の日差しに夏の名残が感じられ、「夏日」となる日も多いでしょう。しかし、「暑さ寒さも彼岸まで」という昔からの言葉通り、朝晩の空気は日増しにひんやりとしてきます。日中との気温差が大きくなるため、薄手のカーディガンやジャケットなど、秋物の洋服がいよいよ活躍し始める時期ですね。お彼岸(9/20〜26)には、お墓参りに行かれる方もいらっしゃることでしょう。ご先祖様に思いを馳せながら、日中の残暑と朝晩の涼やかさの中に、少しずつ深まっていく秋の気配を感じる期間となりそうです。

平均気温の傾向(9/20~10/19)
引き続き、例年より暖かな空気が流れ込みやすいでしょう。全国的に気温は平年を上回る見込みです。ただ、秋は少しずつ深まっていきます。昼夜の寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないように注意しましょう。

降水量の傾向(9/20~10/19)
北日本や北陸は、日本海を進む低気圧の影響を周期的に受けるため、降水量は平年よりやや多くなる見込みです。また、10月にかけては台風の発生が例年よりも多くなる見通しのため、沖縄・奄美では曇りや雨の続く期間があるでしょう。
(気象予報士:ファーマー)