非常に強い寒波到来、大雪や寒さへの備えを

◆今週の天気のポイント
・4日(火)以降は日本海側を中心に大雪となり、太平洋側でも積雪する所も
・極寒となるため体調管理や路面の凍結に注意

今週は冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に広い範囲で大雪となる恐れがあり、寒さも厳しくなる見込みです。

↓3日(月)~8日(土)の予想気圧配置↓

4日(火)以降強い冬型の気圧配置が続く

週明けの3日(月)は、低気圧の影響で北日本は広い範囲で雪が降り、北陸も雨の降る所が多いでしょう。東日本の太平洋側や西日本も雲が広がりやすい見込みです。

4日(火)以降は冬型の気圧配置が強まり、日本海側を中心に広い範囲で雪が降る見込みで、警報級の大雪となる恐れがあります。等圧線の間隔が狭く風も強まり大荒れとなる見込みで、北日本や東日本の日本海側を中心に暴風雪や高波にも警戒が必要です。

今回は、上空1500m付近で-12℃以下のこの冬一番の非常に強い寒気が、5日(水)には西日本や東海付近まで南下する見込みです。このため、日本海側だけでなく西日本の太平洋側や東海にも雪雲が流れ込み、積雪する所もあるでしょう。寒気は週末にかけて居座る見込みで、日本海側を中心に雪が続き降雪量が多くなる恐れがあります。車の立往生が発生したり、鉄道などに影響が出る可能性もあるため、大雪による交通障害に警戒が必要です。今回は、普段あまり雪の降らない所でも積雪する恐れがあるため、最新の気象情報を確認し雪への備えをしてください。

大体晴れる関東も、北寄りの風がやや強いでしょう。空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いには十分注意が必要です。

非常に強い寒気が流れ込むため、気温は西日本や東日本を中心に平年より低いでしょう。最高気温は東海以西で一桁の所が多く、5日(水)は大阪や福岡で5℃、名古屋で6℃までしか上がらず極寒となり、東京も10℃で北寄りの風もやや強く吹くためより一層寒く感じられる見込みです。また、朝の冷え込みも強まり、東海以西では0℃前後まで下がる所が多いでしょう。雪が積もる地域では、路面の凍結に十分注意してください。
3日(月)は立春で暦の上では春を迎えますが、今週は厳しい寒さが続く見込みです。寒さ対策を万全にして体調を崩さないようにお過ごしください。

(気象予報士:むーらん)

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