上空に強い寒気を伴った気圧の谷が通過するため、北~西日本では30日(土)ごろにかけて大気の不安定な状態が続くでしょう。
週末にかけて、北日本と東~西日本の日本海側では断続的に雨や雪が降り、九州~近畿の太平洋側もにわか雨の降るところがあるでしょう。北陸付近ではややまとまった雨となり、土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。先日の地震で強い揺れに見舞われた能登半島も引き続き地盤の緩みにご注意ください。また、全国的に西よりの風が強く沿岸部では高波にも注意が必要です。
また、寒気の南下に伴い、北海道や東北北部では平地でも雪が降り吹雪くところもありそうです。東・西日本も山沿いでは雪の降るところがありそうです。車を運転される際は積雪や路面の凍結、視界不良などにお気をつけください。一方、関東地方は週末にかけて概ね晴れて空気の乾燥が進みそうです。暖房器具や火の取り扱いに十分注意してください。
(気象予報士:みやっち)