季節が前進する一週間に

◆今週の天気のポイント
・寒気が流れ込み、北海道や東北北部の日本海側を中心に雪の所も
・急に気温が下がるため体調管理に注意

↓4日(月・振替休日)の予想気圧配置↓

北海道や東北北部は急な強い雨などに注意

三連休最終日の4日(月・振替休日)は、前線を伴った低気圧が通過するため北海道や東北北部は雨の降る所が多いでしょう。大気の状態が非常に不安定になるため、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨の他、強風や高波にも注意が必要です。
一方、東日本や西日本は広い範囲で晴れるため、お出掛け日和が続くでしょう。

↓5日(火)~7日(木)の上空1500m付近の気温の予想↓

北海道や東北北部に平地で雪の目安の−6℃以下の寒気が南下

前線通過後の4日(月・振替休日)の夜以降は、北日本に寒気が流れ込む見込みです。北海道の標高の高い所では雨から次第に雪に変わるため、峠道などで車を運転される方は路面状況の変化に注意してください。
連休明けの5日(火)には、上空1500m付近に平地で雪を降らせる目安の−6℃以下の寒気が北海道に流れ込み、7日(木)には東北北部まで南下する見込みです。北海道や東北北部の日本海側を中心に平地でも雪の降る所があり、風も強まり視界が悪くなる可能性もあるため、車を運転される方は十分注意してください。

今週は、北陸や西日本の日本海側も雲が広がりやすく雨の降る日もあるでしょう。関東から西の太平洋側は晴れる所が多いですが、5日(火)~6日(水)は関東周辺で雲が多くなり雨の降る可能性もあります。
9日(土)は湿った空気が流れ込むため、西日本や東日本で雲が広がりやすくなり、東海以西では雨の所もあるでしょう。お出掛けなど予定されている方は、最新の気象情報を確認してください。

今週は寒気が流れ込むため、気温は全国的に下がる見込みです。朝は各地で次第に冷え込みが強まり、8日(金)の予想最低気温は東京で9℃、名古屋で8℃と一桁になる予想で暖房や冬物のコートが欲しいくらいとなるでしょう。
最高気温も札幌では6日(水)~8日(金)にかけて10℃に届かず、晴れる東京も15℃を少し超える程度で北寄りの風も強く吹くため気温よりもさらに低く感じられる見込みです。
今週は季節が一気に進むため、急な寒さで風邪など引かないように体調管理には十分注意をしてお過ごしください。また、冷え込みにより東日本や西日本でも木々の色づきが進む所がありそうですが、紅葉を見に行かれる際は防寒対策を忘れずにしてください。

(気象予報士:むーらん)

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