◆今週のポイント
・北海道は初雪ラッシュ 冬の便り続々と
・週明け以降は東・西日本で広く夏日に
・天気は周期変化 23日(水)頃は強雨に注意
20日(日)にかけて日本付近は今シーズン初めて西高東低の気圧配置となり、北海道の上空1500m付近には平地で雪が降る目安となる-6℃以下の寒気が流れ込みました。
北海道では初雪ラッシュとなり、19日(金)夜には稚内や旭川、20日(日)朝までに網走、帯広、札幌から冬の便りが続々と届いています。いずれも昨年より早く、札幌では平年より8日、昨年と比べると22日も早い観測となりました。一気に季節が進んだように感じられますが、このまま寒くなっていくのでしょうか。
向こう一週間の気温の予想を見ると、寒気の流入は一時的なものと言えそうです。週明け21日(月)は西日本を中心に平年より気温が高くなり、九州では30℃近くまで上がる所もあるでしょう。
東京都心も週後半は25℃以上の夏日が続く予想で、この時期としてはかなり気温が高くなりそうです。北日本も20℃前後まで上がる日が多く、来週にかけて雪を降らせるような強い寒気が流れ込むことはない見通しです。
気温のアップダウンだけでなく、天気の変化も大きくなるでしょう。21日(月)から22日(火)は移動性高気圧に覆われて全国的に秋晴れとなりますが、23日(水)には低気圧や前線が近付き、広い範囲で雨が降る見込みです。
その後、前線通過後は晴れ間の戻る所もありますが、本州南岸に前線が停滞するため、太平洋側を中心に雨の降りやすい天気が続く可能性があります。前線の動向次第で雨の降るエリアが変わってきますので、今後も最新の予報をご確認ください。
(気象予報士:まりー)