◆今週の天気のポイント
・10日(木)ごろまで太平洋側を中心に雨の日が多い。
・週末は高気圧に覆われる。3連休は行楽日和に。
・気温はこの時期としては高めだが、週末は爽やかな秋の空気に。
今週は、10日(木)ごろまで秋雨前線や湿った空気の影響で、太平洋側を中心に雨の降る日が多くなりそうです。3連休は高気圧に覆われ、爽やかに晴れるでしょう。
↓7日(月)~12日(土)の予想気圧配置↓
太平洋側で曇りや雨の日が多い
7日(月)~8日(火)にかけて、秋雨前線が日本列島を南下する見込みです。北日本から西日本にかけて雨の降る所が多く、激しく降る恐れもあるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。令和6年能登半島地震で揺れの大きかった地方は、先日の豪雨もあり少しの雨でも土砂災害の危険度が高まる恐れがあります。北陸でもまとまった雨になる所がある見込みですから、大雨による災害に十分注意してください。一方、沖縄は、7日(月)は晴れますが、8日(火)以降は雲が多くなるでしょう。
↓7日(月)の予想気圧配置と降水量↓
北陸は少しの雨でも土砂災害に注意
9日(水)になると前線が離れるため、北海道や九州で晴れ間が戻る所があるでしょう。湿った空気や低気圧の影響が残る東北太平洋側から四国にかけてと沖縄は雲が広がりやすくなる見込みです。関東や東海を中心に雨が降るでしょう。10日(木)になると雨の範囲が北上し、東北太平洋側も雨が降りやすくなる見込みです。一方、西日本や北海道は秋晴れとなり、沖縄も晴れてくるでしょう。
11日(金)になると、移動性の高気圧が徐々に日本付近を覆いはじめる見込みです。関東甲信や東北でも日差しが戻る所があるでしょう。12日(土)は広く高気圧に覆われ、3連休のスタートは全国的におおむね晴れて行楽日和となりそうです。
↓12日(土)の予想気圧配置↓
全国的にお出かけ日和に
気温はこの時期としては高い状態が続きますが、10月も中旬に向かっており東日本から西日本にかけても30℃以上の真夏日の所はほとんどなくなるでしょう。日本付近に秋雨前線が停滞するため、前線の南側と北側で体感温度が変わってきそうです。前線の南側では夏の名残の暖かく湿った空気の影響でムシムシと感じられる見込み。東海や西日本などで週の前半は不快な蒸し暑さが残るでしょう。一方、前線の北側では秋の涼しく肌寒い空気に覆われます。北日本や北陸、関東甲信などでは日中もヒンヤリと感じられる日がある見込みです。
朝晩と日中の気温差に注意
そして、週末になると秋の移動性高気圧に覆われる見込みです。日中は日差しが届くため、気温が高くなるでしょう。ただし、湿度は低めで爽やかな陽気となる見込みです。朝晩と日中の気温差がこれまで以上に大きくなるでしょう。特に北海道では、週の半ばごろから朝の最低気温が10℃以下となる日が続く所が多くなり、寒くなりそうです。東・西日本でも、すでに朝晩の風の涼しさに秋を感じるようになってきています。この週末からは、最低気温が20℃を下回るようになるでしょう。朝は羽織るものや長袖が必要になってきそうです。季節の変わり目、服装を上手に選んで体調管理に注意してください。
(気象予報士:ふぅ)