昨日(7/25)東北地方は記録的な大雨に見舞われ、土砂災害や山形県の最上川流域などで河川の氾濫が発生しました。那覇で108年ぶりに3日連続の猛暑日を記録し、西日本と東日本では危険な暑さとゲリラ豪雨が頻発するなど、太平洋高気圧が例年以上に勢力を強めています。今回の大雨は、この強い高気圧の縁辺を通って、亜熱帯の暖湿気が日本海から大量に供給されたことが要因と考えられます。来週以降、高気圧は徐々に北へ勢力を拡大する見通しです。気象庁は北海道の一部を除く全ての地域に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。8月第1週にかけて、かなりの高温(平年との差2.1℃以上)が予想されています。一年を通して最も暑くなるこの時期、例年以上にしっかりと暑さ対策を心がける必要があります。
期間の前半は太平洋高気圧の張り出しが強く、西日本や東日本では例年以上に晴れる日が多い見込みです。そのため向こう1ヶ月も高温傾向が続き、特に8月第1週にかけては記録的な暑さとなる可能性があります。日中の猛暑に加えて、熱帯夜が続く見込みです。体調管理に十分な注意が必要です。
太平洋高気圧に覆われるため、例年と同様に全国的に晴れる日が多いでしょう。降水量は平年並みとなる見込みですが、北陸や北日本では期間のはじめに前線の影響が残りぐずついた天気となるため、降水量はやや多くなる予想です。
(気象予報士:ファーマー)