今日は台風第12号が温帯低気圧に変わりながら、朝鮮半島から日本海を北上するでしょう。このため、九州から東北にかけての日本海側を中心に雨域が広がり、風雨が強まり荒れた天気となるおそれがあります。特に九州北部では大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水などに警戒が必要です。一方、北海道は概ね曇り、沖縄や小笠原諸島では夏空が広がるでしょう。
8/24(火)09時の予想天気図
日中の最高気温は、昨日と同じ位の所が多いですが、北日本では1℃~2℃低くなる所があるでしょう。北海道の太平洋側では20℃前後で日中もひんやりと肌寒いくらいですが、東北の日本海側から九州、沖縄の広い範囲で30℃以上の真夏日となり、厳しい残暑が続く見込みです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道の道東で朝のうちまで雨が残る所もありますが、日中は概ね曇りで日本海側では晴れ間が広がる所もありそうです。ただ、太平洋側では所々で濃い霧のため見通しが悪くなるでしょう。車の運転などはお気を付けください。東北は天気が下り坂で、夕方以降は南部から雨が降り出し、日本海側では夜にかけて雨足が強まってくる見込みです。お帰りの遅い方は傘をお持ちください。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、北海道のオホーツク海や太平洋側では20℃前後で空気がひんやりと感じられるでしょう。他は25℃以上で東北の日本海側や内陸部では30℃前後まで上がる予想です。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
太平洋側では晴れ間が広がる所もありますが、全般に雲が広がりやすく、北陸では昼頃から雨が降り出し、夜にかけては東海の内陸部や甲信、関東北部にかけても雨域が広がる見込みです。伊豆諸島は曇りのち時々晴れ、小笠原諸島は夏空が続くでしょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、29℃~32℃の予想で、湿度が高く蒸し暑さが続くでしょう。室内でも熱中症のおそれがあります。クーラーなどを使い涼しい環境でお過ごしください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州や中国地方では朝のうちから雨となり、風雨が強まるでしょう。九州北部では大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水などに警戒が必要です。他の地方も日中以降雨が降り出す所が多く、日本海側を中心に雷を伴い激しく降る所があるでしょう。雷雨時には落雷や突風などのおそれがあるため出来るだけ頑丈な建物に避難するようにしましょう。
降水分布予想09・18時
日中の最高気温は、29℃~32℃位の見込みです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
夏の高気圧に覆われて概ね晴れますが、湿った空気の影響で時々雲が広がりにわか雨の所もあるでしょう。ただ、広い範囲での大きな天気の崩れはなさそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は32℃前後の予想で、厳しい残暑が続くでしょう。
(気象予報士:むらさめ)