冬型の気圧配置が緩み、高気圧が移動性となって南から日本付近を覆ってきています。今日は日本海側の風雪も収まり、天気は回復に向かうでしょう。西~東日本の太平洋側では穏やかに晴れる所が多くなりそうです。ただ、昨日までの大雪により積雪の多い地域では、なだれや高所からの落雪などにご注意ください。
2/19(金)09時の予想天気図
日中の最高気温は、北海道では昨日とほぼ同じ位ですが、東北以南では昨日より高くなり、関東から九州にかけての広い範囲で10℃以上となるでしょう。西日本では昨日より5℃以上上回る地点もあり、低温状態は解消しそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日本海側の地方では午前中まで弱い雪が残る所もありますが、次第に止むでしょう。太平洋側の地方では雲が広がりやすいものの天気の崩れはなく、道東や東北南部では晴れ間も広がる見込みです。
降雪分布予想09時
最高気温は、北海道で0℃~3℃、東北は3℃~7℃位の所が多いでしょう。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸は雲が多く、新潟県の山沿いでは午前中まで雪が残る所がありますが、午後は天気が回復に向かい日の差す所もあるでしょう。積雪の多くなっている地域ではなだれや高所からの落雪などにご注意ください。関東甲信から東海にかけては概ね晴れますが、伊豆諸島南部から小笠原諸島にかけては雲が広がりやすい見込みです。また、太平洋側では、花粉の飛ぶ量が多くなりそうですので、洗濯物を取り込む際や帰宅時は衣服をよく払って、花粉を室内に持ち込まないように心掛けましょう。
花粉飛散マップ15時予想
日中の最高気温は、北陸と長野、岐阜県飛騨地方では4℃~8℃位、関東から東海地方の太平洋側にかけては10℃~12℃位の予想です。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
近畿地方北部から山陰にかけては朝のうちまで弱い雪か雨が残る所もありますが、天気は回復に向かいます。日中は次第に日差しが戻ってくるでしょう。その他の地方では、一日を通して穏やかな冬晴れとなりそうです。
気象衛星雲画像03時
日中の最高気温は、近畿から山陰の一部をのぞいて10℃以上まで上がる所が多く、寒さは和らぐでしょう。九州南部から四国の太平洋側では12℃~13℃の予想で、日差しが暖かく感じられそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
各地で概ね晴れるでしょう。奄美と沖縄本島、大東島地方でははじめ雲が多いですが、天気が崩れる心配はなさそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、奄美は15℃、沖縄本島は17℃、先島諸島と大東島地方は17℃~19℃位で肌寒く感じられ、外出の際は羽織るものが必要となりそうです。
(気象予報士:むらさめ)