本州南岸に停滞する梅雨前線上を低気圧が東進しています。このため、東日本は雲に覆われ関東から東海地方にかけては太平洋側を中心に雨が続くでしょう。南西諸島も湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、急な強い雨、落雷・突風などに注意が必要です。一方、北日本と西日本は雲が広がりやすいものの、日中は北海道と九州を中心に晴れる所がありそうです。
7/17（金）09時の予想天気図
日中の最高気温は、東日本の太平洋側では昨日より低く、関東では20℃～23℃位で涼しさを感じられそうです。他は、昨日と同じか高めとなり、北海道の内陸部では25℃以上の夏日、西日本から沖縄では30℃の真夏日となる所もあり、暑さが厳しくなるでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は朝のうち雲に覆われますが、日中は日本海側の地方から青空が広がってくるでしょう。東北は概ね曇りですが天気の大きな崩れはなく、青森や秋田など北部の日本海側の地方では日の差す所もありそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道では道東の沿岸部を除いて20℃以上となり、内陸部では25℃前後の汗ばむ陽気となりそうです。東北は太平洋側で21℃～23℃、他は25℃前後の所が多く、日本海側では27℃～29℃位まで上がる見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
全般に低い雲に覆われ、太平洋側の地方では傘の出番となりそうです。午前中は広い範囲で雨足が強まり、伊豆諸島では雷を伴って一時強く降るおそれがありますので、落雷や突風などに注意してください。午後は次第に小降りとなりますが、ぐずついた天気が続いてしまいそうです。一方、小笠原諸島では朝のうち雲が多いですが、日中は夏空が広がる見込みです。
降水分布予想09・18時
日中の気温は、関東では20℃～23℃位で過ごしやすいでしょう。東海と北陸、甲信では25℃以上の所が多く、名古屋は28℃、岐阜では29℃の予想です。小笠原では32℃と真夏の厳しい暑さとなりそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
今日は梅雨前線に伴う強い雨雲は海上が主体で、太平洋側の地方でも天気は小康状態となる所が多いでしょう。日中は九州や中国など西の地方から梅雨の晴れ間がのぞく見込みです。ただ、夕方頃は四国の太平洋側から近畿地方南部にかけて一時雨となる所がありそうです。
降水分布予想09時・18時
日中の最高気温は、各地で25℃以上となり、近畿から中国、九州北部にかけては28℃～30℃位まで上がり、暑さが厳しいでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
湿った空気の影響で各地で雨や雷雨が断続するでしょう。大気の状態が不安定となるため、急な激しい雨、落雷、竜巻などの激しい突風には十分ご注意ください。空が急に暗くなる、雷鳴が聞こえるなど発達した積乱雲が近づくきざしがある時は、出来るだけ屋内に避難するようにしましょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、30℃～32℃の予想で、湿度が高く蒸し暑いでしょう。暑さを避け、水分をこまめに補給するなど熱中症対策を心がけてください。
（むらさめ）
