梅雨前線は太平洋岸に停滞して活動は弱まりますが、暖かく湿った空気が残るため日中は大気の状態が不安定になるでしょう。西～東日本では、梅雨空が広がり、日中は局地的な短時間強雨、落雷・突風などの天気の急変に注意が必要です。一方、北日本は高気圧に覆われて晴れる所が多そうです。南西諸島ははじめ雲に覆われますが、次第に夏の高気圧に覆われて晴れ間が広がる見込みです。
6/12（金）09時の予想天気図
なお、関東近海から伊豆諸島周辺では南西の風が強く、海上は波が高い状態が続くでしょう。沿岸部では強風や高波にもご注意ください。
海上の波と風の予想09時
日中の最高気温は昨日と同じか高めとなる所が多く、東北南部から東日本の太平洋側、および西日本にかけての広い地域で30℃前後まで上がり、湿度が高く蒸し暑くなる予想です。熱中症対策を心がけましょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
朝のうちは曇りの所が多く、東北南部では弱い雨が残るでしょう。日中は天気が回復し、北海道と東北北部から晴れ間が広がってくる見込みです。ただ、福島県周辺では一日を通して雲が取れにくく内陸部や山沿いの一部でにわか雨がありそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道の道北～道東にかけての沿岸部では19℃～23℃位、他は24℃以上の所が多く、帯広では27℃の予想です。東北は北部の沿岸平野部で25℃前後、南部や内陸部では30℃前後まで上がる見込みです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
梅雨空が続くでしょう。北陸は雨のち午後から曇り、関東甲信と東海地方でも天気がぐずつき、日中は大気の状態が不安定となり、内陸部や山沿いの所々でにわか雨や雷雨がありそうです。局地的な短時間強雨、落雷・突風などに注意してください。夕方から夜にかけては平野部にかけても雨の範囲は広がる予想で、お出かけの方は急な雨に備え雨具をお持ちになると安心です。一方、小笠原諸島は青空が広がるでしょう。
降水分布予想09・15時
日中の気温は、北陸で25℃～27℃位、他は30℃前後まで上がり、湿度も高く蒸し暑いでしょう。東京では32℃の予想です。こまめな水分補給や室内ではエアコンを上手に使用するなど、熱中症対策を心がけましょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州南部では雨が断続し、鹿児島県周辺では雷を伴い激しく降る所があるでしょう。雨の範囲は昼過ぎから夜にかけて九州北部までゆっくりと広がる見込みです。他の地方は、概ね曇りですが、午後は山沿いや内陸部を中心ににわか雨や雷雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
降水分布予想09時・15時
日中の最高気温は、27℃～30℃位の所が多く、蒸し暑いでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
大東島地方では概ね晴れるでしょう。他の地方では雲に覆われ、先島諸島では一時雨がぱらつく所がありそうです。ただ、午後からは次第に晴れ間が広がってくる見込みです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、30℃～32℃の予想です。
（むらさめ）
