今日は、台風第10号が日本の南海上を北上し西日本に近づいてくるでしょう。日本海側を中心に晴れる所が多いですが、関東から九州の太平洋側から次第に雲に覆われ、東寄りの風が強まって、所々で雨となる見込みです。特に、東～南東に面した斜面では15日にかけて雨が降り続いて大雨となるおそれがあり、土砂災害・低地の浸水・河川の増水に注意・警戒が必要です。
8/13（火）09時の予想天気図
台風の接近に伴い、関東から九州の太平洋側、南西諸島周辺の海上はうねりを伴い、しけ～大しけとなるでしょう。すでに波浪警報が発表されている地域もありますので、海のレジャーはひかえて高波に対する厳重な警戒が必要です。
海上の風と波の予想09時
全国の天気と気温
日中の気温は、東北から九州・沖縄にかけての広い範囲で30℃を超す真夏日となり、厳しい暑さが続くでしょう。東海から九州にかけては最高気温が35℃以上の猛暑日となる地点も多くなりそうです。高温により熱中症の危険が高くなるでしょう。不要な外出は出来るだけ避け、屋内では冷房を適切に使用し、水分や塩分を補給するなど、十分な対策を取るようにしましょう。
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
雲が多めながら日中は晴れ間が広がる所が多くなりますが、北海道のオホーツク海側と道東では日差しがほとんどなく、所々で弱い雨や霧雨が降るでしょう。東北の太平洋側では夕方から夜にかけて南部を中心に雨となる所もありそうです。外出の際は折り畳み傘があると安心です。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道の道北から道東の沿岸部では平年より低い20℃前後で、長袖が必要な涼しさでしょう。道央から道南にかけては25℃～29℃まで上がる見込みです。東北では日本海側と内陸部を中心に30℃以上の真夏日となるでしょう。熱中症にご注意ください。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸は一日を通して概ね晴れますが、他は天気が下り坂で次第に雲が厚くなるでしょう。関東南部から東海の太平洋側では雨が降りやすく、伊豆半島や三重県の東側の斜面では15日にかけて雨が降り続き警報級の大雨となるおそれがあります。また、太平洋沿岸はうねりを伴いしけるでしょう。沿岸部の道路など高波による越波のおそれもありますので、車の運転などはご注意ください。
降水分布予想15時
日中の最高気温は、関東は32℃～33℃、他は日本海側や内陸部を中心に35℃前後の猛暑が続く見込みです。湿度も高くなるため、ムッとするような暑さとなりそうです。熱中症対策には十分ご注意ください。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
山陰や近畿地方北部など日本海側では概ね晴れますが、太平洋側では台風の接近に伴い次第に雲が厚くなり日差しが少なくなるでしょう。また、沿岸部では東寄りの風が次第に強まり海上はしける見込みです。特に、紀伊半島から四国・九州の南東側の斜面を中心に雨が断続し、15日にかけて災害につながるような大雨となるおそれがあります。土砂災害・低地の浸水・河川の増水などに注意・警戒して下さい。しだいに大荒れの天気となりますので、外出時には慎重な行動を心がけましょう。
降水分布予想15時
日中の最高気温は、35℃前後の所が多く、うだるような猛暑が続きそうです。無理をせず激しい運動は避け、こまめな水分・塩分補給とともに体を冷やすなど、十分な熱中症対策を心がけましょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
湿った空気の影響で変わりやすい天気で、各地でにわか雨がありそうです。大東島地方と沖縄本島・奄美では台風の接近により北寄りの風が強まり荒れた天気となるでしょう。海上はしけ～大しけとなり高波による越波のおそれもありますので、海岸や堤防などに不用意に近づかないようにしましょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は30℃～31℃の予想です。
（むらさめ）
