今日は、梅雨前線が日本の南海上に停滞し、西からは寒気を伴った気圧の谷が近づくでしょう。このため、晴れる所もありますが全般に雲が広がりやすく、所々で雨や雷雨がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。また、梅雨前線が停滞する沖縄は梅雨空が続くでしょう。全国的に大気の状態が不安定のため、急な強い雨や落雷・突風などに注意が必要です。
6/21(金)09時の予想天気図
日中の気温は、北日本でほぼ平年並み、東日本から西日本では平年を上回り7月中旬並みとなる所もありそうです。北海道のオホーツク海側と太平洋沿岸部では最高気温が16℃前後で空気がひんやりと感じられるでしょう。一方、東北の日本海側から九州・沖縄にかけては広く最高気温が25℃以上の夏日となり、内陸部を中心に30℃まで上がる所もありそうです。熱中症のおそれもありますので健康管理には十分お気を付け下さい。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は概ね曇りで、道南では午前中から雨が降り出す所もあるでしょう。午後から夜にかけては日本海側を中心に所々で雨や雷雨となりそうです。東北では、北部と日本海側では概ね晴れますが、南部と太平洋側では雲が広がりやすく、夕方頃からは山沿いを中心に雨や雷雨となる所がありそうです。変わりやすい天気にご注意ください。
各地の天気と気温
日中の気温は、北海道では20℃台前半の所が多いですが、オホーツク海側と太平洋沿岸部では16℃前後と少し肌寒く感じるでしょう。東北は、日本海側と内陸部を中心に最高気温が25℃以上の夏日となり汗ばむ陽気となりそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
日中は晴れの時間帯がありますが、北関東では朝のうちまで雨が残る所もあり、すっきりとは晴れないでしょう。夕方頃からは北陸や内陸部を中心に雨や雷雨の所が多くなりそうです。急な激しい雨や落雷・突風などの天気の急変に注意して下さい。
降水分布予想18時
日中の気温は、太平洋沿岸部では26℃前後の所が多くなりますが、内陸部や北陸では最高気温が30℃の真夏日となる所がありそうです。南寄りの湿った風が吹き、蒸し暑く感じられそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州南部と四国の太平洋側から近畿地方南部では一日を通して雲が広がりやすいですが、他は朝から昼過ぎにかけて晴れる時間帯もあるでしょう。ただ、各地とも昼頃から夜にかけては山沿いを中心とした狭い範囲でにわか雨や雷雨がある見込みです。変わりやすい天気にご注意ください。
気象衛星雲画像03時
日中の気温は平年を上回り、九州北部から中国・近畿地方にかけては30℃の真夏日となる所も多く、湿度も高めで蒸し暑く感じられそうです。熱中症になりやすい気象状態となりますので、こまめに水分を補給し、激しい運動を控えるなど予防に努めましょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄本島と奄美地方では梅雨前線が付近に停滞するため、雨が断続するでしょう。沖縄本島では夕方頃にかけ、奄美では夜にかけても1時間に30mm以上の激しい雨が降るおそれがあります。発達した積乱雲による短時間強雨、落雷・突風などの天気の急変にご注意ください。先島諸島と大東島地方では概ね曇りとなりますが時々晴れ間が広がるでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、27℃以上で、先島諸島では30℃以上の真夏日となる予想です。
(むらさめ)