北海道を覆っていた記録的な寒気は次第に緩みますが、引き続き真冬並みの寒気が北日本に残る見込みです。一方、関東の南海上を低気圧が東進する影響で関東地方の広い範囲で日中から夜にかけて雪が降り、東京23区を含む平野部でも積雪の恐れがあります。また東海から西の地方も気圧の谷の影響で雲が広がり、所々で雨や雪が降るでしょう。
日中の気温は北日本ではきのうに比べるとやや高いものの、全国的に厳しい寒さとなります。特に関東では雪のため日中もほとんど気温が上がらない見込みです。しっかりとした防寒対策をして暖かくしてお過ごしください。
きょう09時の予想天気図
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きょう09時の雨・雪雲の予想(東日本)
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
日本海側や内陸部では雪が降りやすいでしょう。北海道の太平洋側は晴れますが、東北は雲が多い天気となり、福島では午後は雪が降る所があるでしょう。
きょうの天気(北日本)
今朝の北海道は内陸を中心に-30℃前後まで気温が下がっている所があり、場所によってはこれまでの観測記録を下回る記録的な冷え込みとなっています。日中の最高気温は、北海道ではきのうに比べると寒さは幾分和らぎますが、日中も0℃未満の真冬日が続くでしょう。東北も北部は真冬日となり、南部では日中は3℃以下の予想で真冬の寒さとなりそうです。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
関東では朝から雪や雨が降り始め、昼前には広い範囲に雪雲が広がる見込みです。南部の平地では大雪になる所もあり、東京23区でも昼前から夕方にかけて積もる恐れがあります。外出の際は交通機関の乱れなど情報をこまめに確認して、時間に余裕を持って行動しましょう。車で移動する場合は必ず冬用タイヤを着用し、運転には十分注意して下さい。東海地方は雲が多く昼頃から一時雪や雨が降るでしょう。北陸は夜になると雪がやや強まる見込みです。
きょうの天気(東日本)
関東の平野部では日中の気温は0℃から3℃前後でほとんど上がらず、凍える寒さとなる見込みです。防寒対策を万全にしてお過ごしください。東海も日中は10℃以下の所が多く寒さが厳しいでしょう。一方、北陸ではきのうに比べると多少寒さが和らぐ所が多い見込みです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
日本海の低気圧や気圧の谷の影響で雲が多いでしょう。九州や四国、中国地方では朝から昼過ぎにかけて一時雨が降り、山沿いでは雪の所がある込みです。近畿も昼前後に小雨や弱い雪がちらつく可能性があります。
きょうの天気(西日本)
日中の最高気温はきのうより低いところが多く、真冬の寒さとなる所が多いでしょう。日差しも少なく北寄りの風が吹いて寒さが増しそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
寒気の影響で雲が多く、雨が降りやすいでしょう。周辺海域や沿岸ではうねりを伴って波がやや高いので、船舶やレジャーは気を付けて下さい。
きょうの天気(沖縄・奄美)
日中の最高気温は、沖縄本島は20℃前後、先島諸島は23℃前後の予想できのうと同じかやや低い所が多いでしょう。北寄りの風で日差しも少ないため、日中は寒さを感じそうです。
(ワコ)