【11/28 朝イチ!】北日本や北陸で風雨が強く、山地では積雪

発達した低気圧や前線が北海道付近を通過し、西高東低の気圧配置となる見込みです。このため、北日本と北陸周辺では風雨が強まり、標高の高い山から雪に変わるでしょう。西~東日本の太平洋側は概ね晴れますが、沖縄や小笠原諸島では寒気や気圧の谷の影響で曇りや雨のすっきりしない空模様となりそうです。

11/28(金)09時の予想天気図

また、北日本周辺海域から北陸沖にかけては南のち北西の風が強まり、波が高い状態となります。海のレジャーや船舶はご注意ください。

海上の風と波の予想09時

日中の最高気温は、北海道では昨日より3℃前後高い10℃位まで上がる所が多いですが、夕方以降はぐっと冷え込みが厳しくなるでしょう。西~東日本では昨日より低い15℃前後の所が多く、特に近畿から九州では昨日より5℃前後低くなり、初冬らしい寒さとなりそうです。

全国の天気と気温

なお、午前中にかけて九州から東北の広い範囲で黄砂が飛来する可能性があります。洗濯物の取り扱いや、車の洗車などされる方は黄砂の付着にお気を付けください。

黄砂情報 28日09時予想

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

午前中は各地で風雨が強いでしょう。午後は太平洋側では雨が上がる所が多いですが、日本海側では西寄りの季節風が強まり、しぐれる見込みです。大気の状態が不安定となりますので、急な強い雨や落雷、突風など天気の急変にご注意ください。また、標高の高い山から次第に雪に変わり、峠では積雪となるでしょう。車の運転など滑り止めを用意の上、安全運転を心がけましょう。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北海道では10℃前後の所が多いですが、夜は冷え込みが厳しくなるでしょう。路面の凍結などにご注意ください。東北は北部で10℃前後、南部は10℃~13℃位の予想です。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸周辺ではしぐれるでしょう。大気の状態が非常に不安定となるため、急な強い雨や落雷、降雹、竜巻などの突風に十分ご注意ください。太平洋側では日中から晴れ間が広がる所が多いですが、伊豆諸島南部や小笠原諸島では曇雨天が続く見込みです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、北陸と甲信は11℃~15℃、関東と東海は14℃~19℃、八丈島20℃、父島は21℃の予想です。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

近畿北部から山陰にかけては雲が多く、一部でにわか雨があるでしょう。一方、瀬戸内側や太平洋側の地方では乾燥した晴天が広がりそうです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、近畿北部から山陰では12℃~14℃、他は15℃前後の予想です。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

日中にかけては各地とも雲に覆われてすっきりしない天気となり、先島諸島や大東島地方では時々雨が降りそうです。ただ、夕方以降は奄美地方や沖縄本島では晴れ間が広がる見込みです。

降水分布予想09・18時

日中の最高気温は、奄美は20℃、沖縄は21~23℃の予想です。

(気象予報士:むらさめ)

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