【11/17朝イチ!】寒気到来 北日本は風強く荒れた天気

今日はオホーツク海を進む低気圧からのびる寒冷前線が夜にかけて日本付近を通過し、その後、今季一番の強い寒気が流れ込む見込みです。このため、北日本や北陸から西の日本海側では雨や雪が降り、北海道、東北北部では次第に雨から雪に変わるでしょう。北日本では北寄りの風が強まって、荒れた天気となりそうです。一方、東日本から西日本の太平洋側では晴れる所が多いものの、所々でにわか雨がある見込みです。南西諸島では雲が多く、所々で雨が降るでしょう。

09時の予想天気図

 

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、北海道や東北北部では昨日より低く、その他の地域では昨日と同じ程度か高くなるでしょう。寒気の流入に伴い夜にかけて冷え込みますので、服装選びにはご注意ください。

風と波の予想(12時)

北日本の日本海側では強風や高波に注意してください。

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

北海道や東北北部では断続的に雨が降り、雷を伴って激しく降る所があるでしょう。寒気が流れ込む夕方には雪に変わり、風が強まって吹雪となる所がある見込みです。吹雪による交通障害、落雷や突風、降ひょうに注意してください。一方、東北南部の日本海側では午後から雨が降り、冬型の気圧配置に変わる夕方以降は、道東で晴れ間が広がる所があるでしょう。

雨雲・雪雲の予想(9時・18時)

日中の最高気温は、道東では11℃程度、その他の北海道は5℃から8℃前後の見込みです。寒気の流入により気温は右肩下がりで、夜は厳しい寒さとなるでしょう。東北南部では12℃から15℃、南部は18℃から20℃まで上がり、平年を上回る見込みです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸は昼頃から雨で雷を伴う所があるでしょう。沿岸部では風が強まり、横殴りの雨となる見込みです。落雷や突風、短時間の強雨に注意が必要です。その他の地域では晴れる所が多いものの、長野県や岐阜県では雲が広がりやすいでしょう。

雨雲の予想(15時)

日中の最高気温は、南風の影響で各地とも昨日より高くなり、関東甲信や北陸では20℃前後、東海では22℃前後まで上がる見込みです。昼間は上着がなくても過ごせますが、夜は冷え込みますので服装にはご注意ください。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

日本海側は雲が広がり、近畿北部や山陰では、午後は雨が降る所がある見込みです。太平洋側や瀬戸内側では、日差しが届きますが、午後は雲が広がり、にわか雨の所があるでしょう。念のため折りたたみ傘があると安心です。

雨雲の予想(15時)

日中の最高気温は、近畿や中国地方では20℃程度、四国や九州では21℃から24℃の見込みです。夜は冷え込み、厚手の上着が活躍する寒さとなるでしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美では高気圧に覆われて晴れるものの、湿った空気の影響で次第に曇る見込みです。沖縄では大陸の高気圧の張り出しによる寒気の影響で、曇りや雨の天気となり、北または北東の風が強く吹くでしょう。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は、昨日よりやや低く、27℃前後となる見込みです。風が強く吹くため、数字ほどの暑さは感じられないでしょう。

気象予報士:エム

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