【8/12朝イチ!】大雨!九州は峠超えるも、北陸は警戒

今日は停滞する前線がやや北上するため、九州は大雨の峠を越える見込みですが、前線に向かって湿った空気の流れ込みが続くでしょう。このため、九州北部から東北南部にかけては断続的に雨が降り、雷を伴って非常に激しく降る所があるでしょう。また、太平洋側でも雨が降りやすく、雷雨となる所がある見込みです。一方、北海道や南西諸島では日差しが届く所が多いものの、所により雨や雷雨となるでしょう。

09時の予想天気図

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、曇りや雨の降る所が多いものの、30℃以上の真夏日となる所が多いでしょう。これまでのような猛暑ではありませんが、湿度が高いため、油断せずに熱中症対策を心がけてください。

風と波の予想(12時)

沖縄の近海では、暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要です。

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

北海道は雲が多いものの、日本海側では晴れる所が多く、道東や道南では雨脚が強まる所があるでしょう。東北では雨の降る所が多く、特に前線に近い南部では、激しい雷雨となるおそれがあります。道路の冠水や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風、降ひょうに注意が必要です。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は、昨日より2℃~4℃程低くなる所が多いでしょう。オホーツク海側では25℃前後、北海道のその他の地域や東北では30℃前後となる見込みです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

北陸では前線に流れ込む湿った空気や前線上を進む低気圧の影響で、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。特に能登地方では、土砂災害低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要落雷、突風、降ひょうにも注意が必要です。その他の地域では雲が多く、急な強い雨や雷雨の所があるでしょう。

雨雲の予想(15時)

日中の最高気温は、関東や東海では30℃~32℃程度、その他の地域では30℃に届かない所が多い見込みです。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

日本海側では、夕方頃まで断続的に雨が降り、雷を伴った激しい雨となる所がある見込みです。道路の冠水や土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要で、落雷や突風、降ひょうにも注意してください。特に九州北部では、これまでの大雨で地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、災害の危険度が高まっているため、厳重な警戒が必要です。太平洋側では曇りの時間が長いものの、急な強い雨や雷雨となるおそれがあります。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は、昨日より2℃~5℃ほど高く、九州では30℃~34℃、その他の地域では29℃~32℃の見込みです。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

太平洋高気圧に覆われて夏空が広がる所が多いものの、湿った空気の影響で変わりやすい天気となるでしょう。なお、沖縄本島や大東島では台風11号による大きな影響はない見込みですが、先島諸島では一時的に雨が降り、北東または東の風が強く吹くでしょう。日中の最高気温は、奄美では34℃、沖縄では32℃~34℃の見込みで、厳しい暑さとなるでしょう。

気象予報士:エム

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