【8/2朝イチ!】関東から東北沿岸は台風9号に警戒

台風9号は日本の東海上を北東に進み、次第に遠ざかる見込みです。関東の沿岸部や東北の太平洋側では、昼前頃まで暴風雨に警戒が必要ですが、次第に天気は回復し、日中は強い日差しと厳しい暑さとなるでしょう。北海道では湿った空気の影響で、太平洋側を中心に雨が降る見込みです。一方、その他の地域では、晴れて猛暑が続く見込みです。ただし、午後は大気の状態が不安定となるため、東北や東日本の山沿いを中心に激しい雨や雷雨となる所があり、落雷や突風、降ひょうに注意が必要です。

 

09時の予想天気図

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、東日本から西日本にかけて35℃以上の猛暑日となる所が多く、内陸部では38℃前後の危険な暑さとなる所がある見込みです。屋外での活動は極力控え、こまめな水分補給や冷房の使用など、万全な熱中症対策を行ってください。

風と波の予想(12時)

関東の東海上では非常に強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなる見込みです。海のレジャーは危険を伴うため、控えるようにしてください。

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

日本海側では所々で晴れ間があるものの、太平洋側では雲が広がり、にわか雨や雷雨の所があるでしょう。特に台風9号の外側の雨雲がかかる東北では、夕方頃まで北寄りの風が強く吹き、雷を伴った激しい雨の降る所がある見込みです。高波や暴風に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意してください。

雨雲の予想

日中の最高気温は、日差しが少ないものの、北海道では27℃~30℃程度、東北では32℃前後まで上がる見込みです。蒸し暑くなるため、通気性の良い服装をお選びください。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

台風9号の影響を受ける茨城県や千葉県では、昼前にかけて激しい雨の降る所がある見込みです。高波や暴風に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意してください。その他の地域では、今日も各地で真夏の強い日差しが照りつけるでしょう。午後は山沿いを中心に雨や雷雨となる所があるため、落雷や突風に注意が必要です。

雨雲の予想(9時・18時)

日中の最高気温は、関東甲信や北陸では35℃前後まで上がる所が多く、東海では38℃前後と体温を超える危険な暑さとなるでしょう。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

今日も広い範囲で晴れて、真夏の強い日差しが照りつける見込みです。夕立は内陸部の一部に限られ、平野部への影響は少ないでしょう。日中の最高気温は、35℃~38℃程度まで上がる所が多く、広い範囲で危険な暑さが続く見込みです。不要不急の外出はできるだけ控えるようにしてください。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美、沖縄本島、大東島では、晴れる所が多いものの、天気は変わりやすく、所により雷雨となる所がある見込みです。落雷や突風に注意してください。先島諸島では気圧の谷の影響で、曇り時々雨の見込みです。なお、大東島を離れた熱帯低気圧は、今後、台風へと発達し、明日の明け方には伊豆諸島付近に進む見込みです。

雨雲の予想

日中の最高気温は、昨日と同じくらいですが、蒸し暑さが続くため、昼夜を問わず熱中症には十分な注意が必要です。

気象予報士:エム

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