【7/30朝イチ!】危険な暑さと台風9号に警戒

今日も東北から九州の広い範囲で夏空が広がり、朝から強い日差しが照りつけるでしょう。午後は大気の状態が不安定となるため、東日本の山沿いを中心に激しい雨や雷雨となる所があり、落雷や突風、降ひょうに注意が必要です。一方、北海道や南西諸島では湿った空気の影響で、雲が広がりやすく、南西諸島では雨や雷雨の所がある見込みです。なお、台風9号が接近している小笠原諸島ではうねりを伴った高波や暴風、大雨に警戒してください。

09時の予想天気図

予想天気と気温(全国)

日中の最高気温は、東北から九州では今日も35℃以上の猛暑日となる所が多く、九州北部では40℃前後の危険な暑さとなる所がある見込みです。不要不急の外出は控え、こまめな水分補給や冷房の使用など、最大限の熱中症対策を行ってください。

台風9号の雨雲(18時)

台風9号は小笠原諸島に最も接近し、31日にかけてほぼ同じ海域に停滞する見込みです。

風と波の予想(12時)

小笠原諸島では非常に強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなるでしょう。

 

各地の天気のポイント

【北日本】(北海道・東北)

北海道では雲が広がりやすいものの、日本海側では晴れ間の出る所があるでしょう。東北では真夏の強い日差しが照りつけ、厳しい暑さが続く見込みです。日中の最高気温は、北海道では昨日よりも日差しが届き、30℃前後まで上がる所が多いでしょう。東北の太平洋側では東寄りの風が吹き込み、暑さがやや和らぐものの、内陸部では35℃前後まで上がる見込みです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

今日も各地で真夏の強い日差しが照りつけるでしょう。午後は北陸や東海の山沿いを中心に天気が急変し、非常に激しい雨や雷雨となる所があるため、落雷や突風、降ひょうに注意してください。なお、台風9号は明日にかけて小笠原近海で動きが遅くなるため、台風の影響が長引くおそれがあります。高波や暴風、大雨に警戒するとともに、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意・警戒してください。

雨雲の予想(18時)

日中の最高気温は、関東甲信や北陸では35℃前後まで上がり、東海や甲信では38℃前後と体温を超える危険な暑さとなるでしょう。

 

【西日本】(近畿・中国・四国・九州)

広い範囲で晴れて、真夏の強い日差しが照りつけるでしょう。午後は近畿や中国地方の山沿いの一部で、急な雨や雷雨となる所があるため、落雷に注意が必要です。日中の最高気温は、35℃~39℃くらいまで上がる所が多く、広い範囲で危険な暑さが続くでしょう。九州の久留米市や日田市では、今夏初めての40℃以上となる予想です。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

台風8号が離れても、引き続き湿った空気が流れ込むため、曇りや雨の天気となり、所により雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意してください。

雨雲の予想(12時)

日中の最高気温は30℃~31℃の予想ですが、蒸し暑さが続くため、昼夜を問わず熱中症には十分な注意が必要です。

気象予報士:エム

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